概要
現在我々の暮らす世界とは別の宇宙。パラレルワールドや異世界と呼ばれるものに近い。
エヴァンゲリオンにおけるマイナス宇宙
なんの脈絡も無くぽっと出で現れた新設定(エヴァではよくあるが)なので、唐突に現れて度肝を抜かれたファンも多い。しかし原型となる設定自体は旧アニメ版には登場し、第十二使徒レリエルのディラックの海がそれに該当すると思われる。負のエネルギーで満たされた空間(=虚数空間)に内向きのATフィールド(斥力)を展開することで自然界には存在しえない異次元を確保し、そこにエヴァを引きずり込んでパイロットに絶対的な孤独を与え、精神を浸食しようと試みてた。
この虚数というモノ自体が、乗算して負の値が出てくる自然界には存在しない概念であり、人間の理性と想像力によって存在が確定したイマジナリーなモノと捉えるならば、難解な劇中の描写もある程度頷けるのではないだろうか。