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ディラックの海

でぃらっくのうみ

1,イギリスの物理学者ポール・ディラックが空孔理論の中で提唱した理論。2,TVアニメ作品「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する特殊な空間。謎の存在である使徒の一体が利用した。画像はまさにこの使徒でる。
目次 [非表示]

概要

非情に説明が難しいためものすごく簡単に言うと、「負のエネルギーを持つ電子が大量に詰まった空間」の事。

物理において電子とはエネルギーが低い程安定するという性質を持ち、人間が生活する世界ではエネルギーは最小値を0であるとして考えるのが普通である。

しかし、ディラック博士は自身が考案したディラック方程式で電子が負のエネルギーの解を持ちうることを発見。

上述した電子の性質を考えた場合、負の数に下限はない。そのため電子のエネルギーはいつまでも落ち込んでいく事になってしまうがそれは明らかにおかしいので、「負のエネルギーで完全に満たされた空間」こそが真空空間であるとし、この状態に「ディラックの海」と命名した。

「海」と言うのはおそらくエネルギー0を標高(海抜)0と考え、そこからさらに小さい部分は海であると考えた結果命名されたものと考えられる。

現在では場の量子論の発展によってこの概念がなくとも上記のような問題を解決できる事が分かり、今では否定された存在となっている。

劇中の時系列を考慮するに、既に理論上否定されているはずの存在だが、同一の概念かは不明。


そのほか

やはり有名なものは、TVシリーズ新世紀エヴァンゲリオンで、第12使徒レリエルがこれを利用、エヴァ初号機をそこに引き込んだ事例だろうか。

なおこの一連の行動は、初号機パイロットとのコンタクトの一環であると語られており、その後も形は違えど、そのほかのエヴァンゲリオンパイロットにも、他の使徒がコンタクトと思われる行動をとっていた。


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