表記揺れ。正しくはガンダムEz8。
本稿ではギャザービートシリーズ、ジージェネレーションシリーズに登場した発展型について取り扱う。
オリジナル機に関してはガンダムEz8を参照。
Ez8改
Ez8を宇宙戦用に改修した機体。
素体である陸戦型ガンダムはガンダムの余剰パーツを流用して作られた機体であり、Ez8は陸戦型ガンダムを現地でジムなどのパーツを流用して改修した機体である。
そしてEz8改はEz8を、更に宇宙用ジムや正規ガンダム(RX-78)のパーツを流用して性能そのままの状態で宇宙対応化した機体である。
そもそもギャザービートではEz8の出自が原作と違い、シロー機とは別の不調な陸戦型ガンダムがニナ・パープルトンが改修し、アルフ・カムラがシローに乗ってもらうのがいいと提案したことでシロー機になった経緯がある。戦場が宇宙に移ることで愛機が宇宙では戦えないと残念がったシローに対し、宇宙用に改造して愛機と宇宙でも戦えるようにしたのがそもそもの登場経緯(陸戦型ガンダム自体、改造さえすれば宇宙でも戦えるという前例はある)。
地味に武装が強化されており、180mmキャノンは200mmキャノンに口径アップしている。
地形適応は初代ギャザービートが「宇宙」、ギャザービート2以降は「汎用」。
ギャザービート2では設定が変わり、陸戦型ガンダムベースのEz8をグリプス戦役期の技術を導入して性能底上げした機体で、一年戦争時からのシロー機である。見た目は全く変わりないが、性能上はグリプス戦役期のMSにも引けを取らない。
Ez8HMC
Ez8改をあり合わせのパーツで高速戦闘用に改修した機体。
HMCとは「ハイ・モビリティー・カスタム」の略称である。
Ez8の分厚い装甲を取り外したり新たに新造した肉抜き穴装甲換装等で減らしての軽量化、可動式スラスター装備、バーニアの増設により、機動力が大きく増している。反面、機動力にのみ特化していることもあり、武装は貧弱、防御力も極めて低いという極端な性能となっている。スラスターの出所はなんとジャンクパーツ。どこぞのジャンク屋も驚きである。
ギャザービート2以降は「解体」でEz8改に戻せるので、状況に応じて使い分けてもいいかもしれない。ただし、どの作品でも軽量化しまくったせいなのか地形適応は「宇宙」なので、地上では出撃できないことに注意。
Ez8HAC
Ez8改をあり合わせのパーツで砲戦仕様に改修した機体。
HACとは「ヘビー・アームド・カスタム」の略称である。
サラミス級巡洋艦の主砲より流用した大きめのビームキャノンを左右の腰に装備しているため、高い火力を持つ。射撃のぶれを防ぐため脚にはボールのマニピュレーターを流用して砲身を支え、大出力を実現するため背面武装コンテナまでも改造してコンデンサーとして使っている。だがHMCと同じく極端な性能になっており、こちらは射撃以外の性能は低く、砲撃支援のみを想定した機体となっている。火力はあのシャア・アズナブルをも驚愕させるほど高い。このパーツもやっぱりどこからともなく調達してきた代物。
初代ギャザービートではサラミス砲は間接攻撃にしか使えないため使い勝手がいまひとつだったが、以降の作品では通常戦闘にも使えるよう改善された。
ゲームでは使用出来ないが、ビームサーベルを装備している。また、マシンガンを装備してMS戦に対応している。HMC同様、ギャザービート2以降は解体で一つ前の段階に戻せるので、パーツさえあればどちらの形態にも変更できる。地形適応は初期は「宇宙」だったが、後期の作品では「汎用」。HMCと違い地上でも出撃できるのが強み。