概要
『ダンボール戦機』に登場するコアパーツのひとつで、タイニーオービット社製の最新高速モーター。みんなの憧れ。LBXのコアボックスに収めることで、搭載したLBXのスペックを向上させる。
キタジマ模型店に入荷されたものが、アングラビシダスに出場するバンへの餞別として譲られた。
スペック
移動BT出力% | 180 |
---|---|
Cゲージ出力 | 40 |
状態異常耐性 | 火 +18 水 -1 雷 -1 |
※『爆ブースト』より
早速装着するんだ!
アニメ版
アングラビシダス前に、キタジマ店長からバンに手渡される。
これによって装備したアキレスの反応速度が向上し、バンやアミを驚かせた。
これでアキレスは無敵だ!
ゲーム版
アニメ版と同時期にキタジマ店長より渡され、コアパーツのひとつに加わる。
バンのLBXに装備しても良いが、特に制約は無いので、他のキャラクターのLBXに組み込んでも、そもそも組み込まなくても良い。
装備しなくても、その直後の対戦ではシグマDX9のおかげで勝ったことにされる。まるで意味が分からんぞ!
シグマDX9の性能のおかげだな!
ゲームでの性能
移動BP消費が180、チャンスゲージ出力が40と入手時点では最高出力だが、同時にスロットを10マスも使う非常に大きなモーター。
コアパーツをセットするコアボックスはレベルによってSからM、Lに拡張されるが、SサイズはおろかMサイズですら入れるのに苦労する。
さらにバンのLBXにはこの時点で既に大型のコアメモリが搭載されており、別に他のコアメモリに変える事も出来るが、設定(と心情)上他のメモリに換えづらく、それがより搭載を難しくさせる。
乗らないなら他のパーツを取っ払って乗せるんだ!
問題点
出力40は入手時点では確かに大きいが、消費BPもぶっちぎりに高い。
しかし、この時点で入手できるモーターは、基本的に4スロットと5スロットのみ。ここに急に9スロットのモーターとなればさぞ強力なのだろう。しかし…
出力は足し算なので、普通に計算すれば低出力のモーターを2つ載せたほうが出力が高く、さらにはスロットも1マス浮く(ちなみに消費はパーセントの掛け算)。
つまり、店売り最安価のモーター2つで出力22+24=46、消費110%×110%=121%で9スロット。
………見て分かる通り完全に負けている。
モーターは最大3種類(同種のパーツは乗せられない)なので、その分の枠が空くという利点もあるかもしれないが、ボックスが狭い状態では大した利点にはならない。
物語が進み、ボックスが広くなってパーツの選択肢が増え、パーツの装備数限界が見えてくると更なる問題点が浮上する。
- 消費あたりの出力の係数がかなり低い
- スロットあたりの出力もかなり低い
- パーツが持つ状態異常耐性も最低
- そもそも出力40がさほど大きくない
出力係数が悪いモーターは複数あるものの、耐性が優秀だったり小型だったりと、何かしら利点が存在している。
しかし、シグマDX9に関しては利点として挙げる物がひとつも無い。
ちなみに、バンの初期モーターである「ハニカムB600」は、最初期に登場しながらも優秀な性能を誇る高性能モーター。シグマDX9の存在意義とは一体………。
結論
即装備するべきだ!
姉妹品
イプシロンEX99
移動BT出力% | 215 |
---|---|
Cゲージ出力 | 70 |
状態異常耐性 | 火 +16 水 0 雷 0 |
※『爆ブースト』より
シグマDX9と同形状の高性能モーター。タイニーオービット社製。
出力が良く、収めやすい凸型の構造。
エンディング後に、アキハバラの「裏模型ブルータス」をはじめとする、”あやしいショップ”での販売が解放される、イプシロンの名を関した超高性能モーター。
シグマDX9と全く同じ形だが、出力係数2位の「イグニスB2000」や「ビッグマウンテンLL」に10もの差を付ける最大出力70を誇り、かつスロット数も性能に対して10と、非常に扱いやすいモーター。
このモーターにお世話になったプレイヤーも多いのではないだろうか。
余談
ゲーム中で入手できるのは、実は上記のイベントで手に入る1個のみ。エンディングを迎えても、ランキングバトル・裏ランキングバトルを完全制覇したとしても、決して店頭に並ぶ事は無い。
劇レアパーツだぞ!即装備だ!
関連タグ
ダンボール戦機 LBX 山野バン アキレス モーター ゴミ 産廃
レブチューンモーター(爆走兄弟レッツ&ゴー):主人公が使うモーター繋がりで、製品化では産廃である点も似ている。「これを使って優勝すれば神」とまで言われる程の残念性能だったが、ブーム再燃後、公式戦にこれを使って優勝した選手が本当に現れた事から、条件次第で使い所がある分シグマDX9よりはマシ。