演:青木柚
概要
映画『仮面ライダー大戦』のキャラクター。
小学生の少年(年齢は不明)。
沢芽市の工事現場にできた亀裂から別の世界に迷い込んでしまった葛葉紘汰と高司舞の前に現れる。
当初は不審がって二人から逃げたが、二人が信用できる人間と解ると、行動を共にするようになる。
下の名前以外は何も覚えておらず、ただ自分に備わった不思議な能力で何かを成さなければならないという使命を胸に秘めている。
そして、別の世界に現れたバダン帝国の怪人たちから狙われている。
触れたものをめくりあげる(ひっくり返す)という能力を持っており、それによって固い鉄の床板もめくりあげ、その下へ逃げる、といった行動を取った。
真相
実は、交通事故ですでに死んでいる。
事故の直前、母親の葵咲と喧嘩し、メールで「きらいだ」という紙を持った自撮り写真を母親に送っていた。
悲しいことに、その姿が、咲が最後に見た生前の柊の姿だった。
だがその写真とは裏腹の想いを抱いており、その想いを咲に伝えられないまま死んだことで、ものをひっくり返す「七次元の力」を獲得する。
その力に目を付けた、同じく別の世界=黄泉の国にいたバダン総統は、生と死をひっくり返す(生者は死者に、死者は生者になる)メガリバース計画を立案。
更に、柊の死を受け入れられない彼の父親・葵連を抱き込み、仮面ライダーフィフティーンの力を与え、先兵とする。
柊は、自分の力が悪用されれば父も母も死んでしまうことを知り、バダンから逃げ、その果てに紘汰たちと出会った。
そして彼の存在は、メガリバース計画を知る昭和ライダーと、計画を知らない平成ライダーの対立を生み、仮面ライダー大戦を勃発させた。
一度はバダンに捕まり、メガリバースマシンの一部になってしまうが、仮面ライダーたちの活躍により救われ、更に咲とも再会できた。
そして、咲と、改心した連に抱きしめられた柊は、未練を解決し、光となって消えていった。