概要*
長保3年(1001年)生まれ。父は第67代三条天皇、母は皇后藤原娍子(すけこ/せいし)
優れた美貌の持ち主で、父帝鍾愛の皇女であったという。
伊勢の斎宮に卜定され、14歳で伊勢へ下向するが、その際にも別れを惜しんだ父が
振り返って見送る(禁忌とされていた)ほどであった
17歳で父帝の譲位に伴い伊勢を退去、帰京する。が、間もなく内親王に藤原道雅との密通が発覚した
父三条院は激怒。内親王の母や兄弟がとりなし、世間からも同情の声が上がるが聞き入れられず、
そのまま二人は引き裂かれてしまう。内親王は悲しみのうちに自らの手で落飾(出家)、
6年後に23歳の若さで逝去した
なお、この時道雅が内親王へ贈った別れの歌が、百人一首に選ばれている