概要
バロン王国近衛兵団隊長。
無人と化したバロン城に、ただ一人残っていた彼と遭遇した時のセシルの台詞からすると、信頼のおける人物のように思える。そして彼が仲間入りを申し出た時、新メンバー加入のBGMと共に
「このえへいちょう ベイガン がなかまになった!」
とメッセージが出るので、頼り甲斐のある仲間が増えたと思ったプレイヤーは多かったであろう。
しかしそれも束の間、パロムとポロムに人間でないことを見破られた彼は、
「やめて頂きたいですな、そんな言い方は………
あのお方は、素晴らしいものを私にくださったのですよ。こんなに素敵な力をねッ!」
という台詞を吐き、両腕が蛇となったモンスターの正体を現わす。
彼は既に、ゴルベーザに忠誠を誓う手下と成り果てていたのだった。
さほど強くはないが、リフレクやヘイストの魔法や、吸血や麻痺などの特殊攻撃を駆使し、両腕を先に倒せば再生され、胴体を倒せば腕が自爆するという、嫌らしい戦法を使う。さほど強くないと言っても初見プレイヤーからするとなかなかの強敵である。
この後の偽バロン王=カイナッツォ戦も合わせ、バロン王国がもはや自分が忠義を尽くした国ではなくなっていることをセシルに痛感させるという点で、印象深い敵であり彼が倒されたあとはセシルは「ベイガンまでも…」とこの末路を惜しんでいたことからベイガンもまた元々は本物のバロン王と同様誇り高い兵士だったのかもしれない。
紫色の体色から、語源はヒンディー語でナスを意味する「ベイガン」だろう。