キャラクター概要
ポロム(Porom)は、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)が発売したゲームソフト「ファイナルファンタジー4」(以後、FF4)および、「ファイナルファンタジー4 THE AFTER -月の帰還-」(以後、TA)などに登場するキャラクターで、白魔道士である。
プロフィール
名前:ポロム(Porom)
職業:しろまどうし(白魔道士)
出身:ミシディア
年齢:5歳(初登場時)
身長:93cm(同上)
体重:19kg(同上)
ききうで:みぎて
TAでのプロフィールは不明。
キャラクター
魔道士の国ミシディアに住む双子の天才児の姉の方。
齢5歳にして類稀なる白魔法の素質を見込まれ、ミシディア長老の下で日々修行に励んでいる。
何かと素行に問題のある弟パロムとは真逆で、優等生を地で行くキャラだが、その割に嘘泣きを得意とする強かな一面もある。
いつもパロムのサボりなどに頭を悩ませ、またそのたびに「ポカッ!」と頭を殴っている。
余談だが、テラが亡くなってしまったため、彼女ら双子はセシルのクラスチェンジを見届けた唯一の存在である。
パーティ加入期間はミシディア〜バロン城でのカイナッツォ戦までと短め。GBA版では終盤で再び再加入させられるようになり、最終決戦に参加できる。レベルを上げればローザをも凌ぐ白魔道士として活躍できる。
セシルの監視のために同行していたが、やがて「お兄様が出来たみたい」と好意を抱くに至る。
小説版ではミシディアの惨状を目の当たりにしたことでセシルを憎んでいたが、「もう人が傷つけ合うのは見たくない」と思い、この連鎖を断ち切るためにもセシルを信じようとしていた。
TAでは賢者を目指すといい、外の世界を切望して周りに反発してばかりの弟、そしてそれに対する自分の立ち位置に戸惑いを覚えている……という話なのだが、まずプレイヤーがその姿の変わりように驚かされることとなる。
その成長具合にミシディアの黒魔道士諸君も憧れているようだ。
しかし、本編では弟との確執、ミシディアに迫る不穏な空気と、それに伴う父同然に慕う長老の体調不良など気苦労が絶えなかった。
加えて自分が白魔道士であることに無力感を感じているなど、かなりやるせない状況となっている。挙げ句に、命を助けられ、心を許しかけたカイン(実は悪の化身だったのだが)に裏切られ、その後のフォローが全くないなど、思わず同情せずにはいられないほど悲惨な境遇である。
また、パロムに対しては怒ってばかりだったが、トゲっぽい言葉遣いは抜け落ちてしまい、むしろブラコンっぽい言動が目立つようになっている。
専用コマンドは「うそなき」から「いのる」に変更。
性能
最初はレベルが低いがすぐにレベルアップするので相応に強くなる。終盤ではローザに引けを取らない白魔導士になれる。またホーリーの習得がローザより早いという利点もある。
欠点は専用コマンドの「うそなき」に効果がないこと。攻略本では「敵が驚いて逃げ出す」とあるが実際にはまったく効果がない。
物理面は杖だと弱過ぎるので、命中率に難があるが弓矢にしてみるのもいいかもしれない。
ビジュアル設定
FF4の時点ではポニーテールに、パロムとおそろいの格好(オレンジの縦縞のつなぎに、緑のマント)。
TAではバストの形もあらわなピンクのスケスケの薄衣。
髪の色は明るい茶だったが、TAではピンク色になっている。小説版の設定では染めていることになっている。また、自分らしさを出すために精一杯オシャレをした結果、かなり露出の高い衣装となってしまった。
ただし海外版の公式サイトに掲載されているキャラクターイラストでは、規制のためスケスケ感がなくなっている(これはリディアも同様)。
参考(FF4TAにおけるポロム)
瞳はFF4のドットでは青だが、DS版は茶、携帯アプリ版は緑、TAイラストでは青緑っぽい色になっている。
トリビア
ポロム、パロムの英語綴りは、それぞれ"Porom""Palom"だが、性別とLRの対応が双子設定がつくことも多い鏡音リン、レンの"Rin""Len"と同じである。
あと、右利きがRで、左利きがL。