るし★ふぁー
るしふぁー
CV:伊藤健太郎
概要の前に
WEB版・書籍版でやってる事が変わらない人。
ここでは、投稿数および一般認知度が高い書籍版の設定を中心としつつ、オリジナルであるWEB版による誤差を追記・別記等の形にて記載する。
概要
《ナザリック地下墳墓》攻略に伴う、《アインズ・ウール・ゴウン》新規メンバー募集に応募ないし推薦によって加入した十三人の一人。
生産系職業についており、高レベルのゴーレム作成技術を習得している事から《ゴーレムクラフト》と呼ばれ、地下墳墓改め《ナザリック地下大墳墓》の大リフォーム計画では新規配置するゴーレムのほぼすべてを作成し、新造する第九・第十階層の内装及びギミックを手掛けている。
ゴーレムとしての性能は元より、芸術センスは超をつけて良いほど一流。《王座の間》に続く扉は、天使と悪魔が今にも扉から離れて襲いかかってきそうなほどきめ細やかな彫刻を施されており、今も昔もアインズや僕達に感嘆の念を与え、転移後でも作中屈指の審美眼を持つジルクニフなど、外部から招いた多くの者が製作者に敬意を向けている。
作品
タイトル | 配置場所 | 備考 |
---|---|---|
《レメゲトンの悪魔》 | 《小さな鍵》 | 《ソロモンの72柱の悪魔》がモチーフ。諸事情で制作したのは67体 |
《グレモリー》 | 《小さな鍵》 | 《ソロモンの72柱の悪魔》の一体。ゴシックドレスを着た幼い少女で、ラクダのぬいぐるみの首を掴んでいる |
《玉座の間》の扉 | 《王座の間》 | 右側に女神、左に悪魔の彫刻が施されている。戦闘能力は無いが、自動開閉機能付き |
《レオ・ゴーレム》 | 《スパリゾートナザリック》 | 後述 |
以上が『書籍13巻』『ゴレ蛮コラボ』で判明している分である。
偉大なる至高の問題児
ここまでの文章ならば、いかにも芸術家、いかにも職人気質といった印象が出るだろう。
だが、実態を知ればそんな考えなど異次元の彼方へ確実に吹き飛ぶ。
新規メンバー加入には、ギルメンの過半数の承認が必要。にも関わらず、ギルドメンバーをこよなく愛するアインズをして「あまり好きではない」とまで言わしめるのがこの男。加えて従来の趣味に関わる事を除けば、非常に面倒くさがりで飽きっぽい性格からネーミングセンスはアインズほど悪くはないが、ほとんどが捻ったものではなく、安直なものばかりである。
彼が一体何をやらかしたかと言うと、
①強いゴーレムを作ったと言って仲間達を呼び出し、起動したら突然襲ってきた。本人としては設計ミスらしいが、被害側は「んなわきゃねぇだろ」と確信している。
➁その他、色々とやらかした。どういう事なのかは不明。
とにかく、ギルメン達を大いに悩ませた問題児。詳しい事は明かされていないが(読者からは『悪戯をして喜ぶ子供みたいな性格』なのではと思われる)、《ユグドラシル》時代はとにかく周囲を悩ませた。
一体何をやらかしたのか、書籍13巻まででは具体的に語られていなかったが、書籍14巻ではその一端が垣間見えられるのではないかと期待されている。
とは言え、アインズ自身も彼を心底嫌っているという事は無く、いたずらも或る程度の加減(?)はしていた模様。名前が出ている分ではペロンチーノ、ウルベルト、ばりあぶる・たりすまん、ベルリバーと仲が良く、「ユグドラシルの世界の一つぐらい征服しようぜ」などと冗談を語り合っている。
「マナーを知らずに風呂に入る資格はない! これは誅殺である!!」(#゚Д゚)ゴルァ!!
るし★ふぁーに深い殺意はない。いたって普通のイタズラだったんだ!!
これは、『書籍で』るし★ふぁーがしでかした、凄い具体的な問題行動。
彼はゴーレム作成以外にも、彼はギミック作成班としてタブラ・スマラグディナと共に新築工事にも関わっている。その過程で第九階層内《スパリゾートナザリック》の工事でジャングル風呂に石像を設置した。
このジャングル風呂、男湯はただの石像だが、女湯の方は密かにゴーレムとすり替えている。
普段はただの石像だが、起動条件を満たした場合、その条件に当てはまる存在へ敵対行動を取るように設計されているが、《ユグドラシル》時代に起動する事は無く、そのまま終了日を迎えた。
そして転移後、何も知らないモモンガ改めアインズは、守達との親睦を深めようと風呂=裸の付き合いをしようと提案した。
無論、男は男風呂、女は女風呂。そして選んだ風呂がジャングル風呂。
男湯からは女湯の声と音だけしかわからないが、アルベドが謎の効果音を出しながら風呂にダイブした。
直後、石像は《レオ・ゴーレム》として起動。
「マナーを知らずに風呂に入る資格はない! これは誅殺である!!」は《レオ・ゴーレム》に記録されたるし★ふぁーの肉声で、この叫びと共にアルベドに攻撃を開始する。
起動条件は『入浴マナーを守らない』事。入浴マナーは数あるが、風呂場で歯磨きをした時は機動しなかった為、浴槽内のマナー違反と思われる。
転移前、女性メンバーは3人だけだったので、起動条件に接触する可能性は限りなく低かった。《フレンドリィ・ファイアー》が機能していたので、元は純然たるイタズラトラップだったと推測される。
が、転移後は同士討ち無効機能が無効な上、入浴中なので装備は外している為、守護者と言えども相当な戦力ダウンを強いられる。
それ処か、守護者以外の女性メンバーに向けて起動した場合、かなり高い確率で犠牲になる(それに、ただ起動条件を満たしていないだけで、男湯は違うと言いきれない)。
ギルメンがナザリックに仕掛けたギミックで実害が起きるという現実に、アインズとNPC達は深く頭を痛めるのだった。
るし★ふぁーの謎
彼は《小さな鍵》を守る《レメゲトンの悪魔》72体の作成を67体で止めている。これは『飽きた』からだという事なのだが、この作成されていないゴーレムの数がキーとなっている。未作成の数は5体。
第七階層《溶岩》、ここには《十二宮の悪魔》という十二人の悪魔が階層守護者の配下に置かれている。
だが、ガリア・イアーベール・べリアス・カイナン・アビレッシアの5人の行方が分かっていない(デミウルゴスも知らない)。
5体のゴーレムと5人の悪魔という数の一致。
そして《大錬金術師》タブラ・スマラグディナの末娘《ルベド》が『姉ニ人とは全く別の作成方法』で誕生したと記述がある事から、ルベド誕生説の一つとして【るし★ふぁーがタブラと共に《レメゲトンの悪魔》に使用する筈だった5体分の素材と《十二宮の悪魔》五人を、ゴーレム技術と錬金術を駆使しルベドを誕生させた】、という内容が読者の間で長年囁かれている。
書籍版とWEB版での細やかで壮大な違い
彼はWEB版では《レオ・ゴーレム》を作っていない。
彼はWEB版で《シルバーゴーレム・コックローチ》を作った。
シルバーゴーレム・コックローチはWEB版での、恐怖公専用騎乗ゴーレム。
その縁から、恐怖公は彼が創造したのではないのかとファンの間で考察されている。
結果として、それは直接戦闘力の低い恐怖公の弱点を補う役目を果たしている事から、このように彼の悪戯は思わぬ福音を齎す事があった事が、あれほど問題児でありながらギルドを除名されず済んでいたのだろうか。
詳しい事はリンク先にて。
アニメ版
声優は伊藤健太郎。
ぶくぶく茶釜と同じく、当人・回想録では無く『記録された本人の声』として登場。
該当話の三期第一話は《TVアニメ「オーバーロードⅢ」先行上映イベント~ナザリックの集いⅢ~》にて先行上映。本放送するまで参加者は内容を頑張って伏せていた。
そして解禁後、ゴーレムは一話の終盤…エンディング曲の後で登場。
キャスト紹介で、ばっちり『るし★ふぁー 伊藤健太郎』とフライング。
書籍・アニメ同様に《レオ・ゴーレム》が登場。ただし、こっちでは『石像じゃなくてゴーレムだった』というのが複数体設置していた事が判明している。
余談
彼は配置する殆どのゴーレムを作っているが、女型のゴーレムは《レメゲトンの悪魔》のグレモリーを筆頭に数体しか制作していない。
原作者からのサプライズ
2019年11月22日、原作者の丸山くがねは自身のツイッターで、2020年03月に発売される、オーバーロード十四巻のキャラクター紹介で登場する至高の四十一人は誰がいいのか?というアンケートを取った。
該当者は書籍・アプリ・漫画で話題が度々上がっている、
①ブルー・プラネット(第六階層の主)
➁獣王メコン川(アプリでルプスレギナと『彼の人』の創造主)
③ホワイトブリム(一般メイド三分の一のメイン創造主で、一般メイド三分の二の副創造主で、一般メイド四十一人の外装を一人で担当したメイドマニア)
④るし★ふぁー(二次創作とスピンオフの偉大なるネタ元)
なお、キャラクター紹介は見開きで行われる為、通例なら最大でもう一人、情報解禁者がいる(あまのまひとつの例があるので絶対とは言えない)
ツイッター等で推測されているのは、『名前と話題が出てくる系』というメンバー。
るし★ふぁーの外見は長年推測されていた(名前繋がりで天使系だと推測されている)。
14巻では種族・子供・リアル情報など、確実に新情報が一緒に発表されるので、当日は荒れるだろうと読者は予測している(と言うか確信ないし確定事項)。