山のふもとには、この山よりも長く生きている古龍が深い眠りについている。
甘美なまどろみの中で、龍王はかつて付き従っていた小さき旧友の夢を見ていた。
概要
オープンワールドゲーム「原神」に登場する龍。
璃月の地中深くに埋もれていた岩元素生物を岩王帝君が見つけ、その権能によって巨龍の姿へと彫り上げたものだと言われている。
「地上で人と共に生きる事を許すが、秩序を破れば地下へと封じられる」という契約を結んだ巨龍は、常に岩王帝君に付き従っていたというが、今は地上でその姿を見ることは出来ない。
現在は岩王帝君に激しい憎悪を抱いているようだが…………？
余談
- モチーフは古代中国で龍のイメージが固定化される前に創作されていた鰐型と蛙型の龍と、ゾロアスター教の悪龍「アジ・ダハーカ」。
- テイワットの生物学的にはヴィシャップと同じ分類にあたるらしい。
- 動きや筋肉構造を不自然なものにしないために、現実の爬虫類、両生類、恐竜などの身体構造や生態をデザインの参考に取り入れている。
「伝説任務・古聞の章」第二幕にて(ネタバレ注意)
cv:喜安浩平
若陀龍王は璃月の自然を司る存在ともいえる。
人の世を見守っていた若陀龍王だが、長き時と共に璃月が発展し変わっていく中で次第に在り様を「摩耗」させていき、ついには契約の記憶も自我も擦り切れ人の世に牙を剥くモノへと成り果て、岩王帝君の手で南天門の「伏龍の木」の根元に封じられた。
封印され摩耗はなおも進み、それでもくすぶり続ける彼の怨嗟は人の姿を取って現世に現れ暗躍し、鉱夫を操り自らの復活を画策した。しかしそれを良しとしない彼の中に残った善性もまた人の世に降り立ち、人の姿を借りる際に記憶を失いつつも、神の座を返上したかつての友を自らのもとに導いたのである。
友はその姿に自分にもいつか訪れるかもしれない「摩耗」という未来を重ねつつも、
璃月の驚異を再び地の底に封じるべく槍を取り、ここに太古の戦いの再演が幕を開けた……。
「凡人、身の程を弁えよ！」
ウィークリーボスとして
「伝説任務・古聞の章」第二幕で戦う事になる、璃月編の裏ボスともいうべき存在。
伝説任務達成後は戦場である「伏龍の木」が秘境扱いになり、いつでも再戦する事が可能になる。
攻略時のコツ・注意点
拡散可能な元素(炎・水・雷・氷)のうち2つを操り、HP約75%で第二形態、約50%で第三形態に移行する際に元素攻撃が1属性ずつ開封される。この際……
- 通常攻撃の一部が元素攻撃に変わる
- 強力な元素攻撃が追加される
- 元素攻撃に「シールドを張っていない限り元素ダメージを与える」マーキング効果が付与される
……と、えげつない強化がされる。いかにシールドを切らさず、元素攻撃を貰わずに戦うかが重要。
どの元素を使うのかは週替わりで、秘境の入り口の封印の文字の色で確認可能。弱点は拡散可能な4元素のうち、その挑戦では使われない2つの元素。
ほぼすべての攻撃に動きとセリフの両面で明確な予備動作があるため理解さえすれば回避もしやすいが、そのどれもが広範囲で威力も重く、油断すればHP重視のキャラでもあっという間に沈む。
特に足踏みはダッシュの無敵時間を利用した回避が不可能だが、実は高度の判定上、空中にいると当たらない。よって予備動作を始めたらすぐに若陀から離れるか、岩元素創造物の上に立つ等でやり過ごすか、それが無理だと判断したなら即座にシールドを展開すると良い。
ただし離れすぎると強化後の遠距離範囲攻撃の対処がしきれなくなるので、慣れないうちは中距離を保ち弓キャラで狙い撃ちをしつつ、攻撃の予備動作を見極めていくと良い。
上記の理由から、ソロで戦うときは鍾離やノエルのようなシールド使いは必須。アタッカーとして弓使い（若陀が氷元素を使用しなければ狙い撃ちが強力な甘雨が最適）や法器使い、攻撃が苛烈なので回復役もいると確実。それでもかなり骨が折れるので、できればマルチで戦いたいところだが、メンバーに優秀なヒーラーやパーティー全体にシールドを貼れるキャラクターがいないとかえって難しくなる点には注意。
もちろん、事前に上記の封印の文字を参考に対応する元素を考えてメンバーを用意すること。もしも若陀が使用する元素とこちらが被ったときは、討伐は後日にして素直に諦めた方がよいだろう。
余談
- 実はこれをシールドを一切使わずに倒すと貰えるアチーブメントがある。
上記の通り至難の業ではあるが...
- ver1.1から製作に取りかかっていたことが開発陣から明かされている。
- 戦闘中に流れる曲には一部中国語が用いられている。
- パーティー中にとあるキャラがいるかいないかで登場時と退場時の台詞が変化する。
関連動画
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タルタリヤ トワリン(原神)……ウィークリーボス繋がり。ただし、そのえげつない性能から、若陀は事実上彼ら二人の上位互換と化している。
