オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11」に登場するタルタル族の女性NPC。見た目だけならかわいらしいのだが・・・。
週刊魔法パラダイス(ウィンダス連邦)のやとわれ記者によれば、“その気位はユタンガ火山より高く、気性はグスタベルグ山脈よりも荒削り”らしい。
その性格のせいか元老院主席のくせに自国の要注意人物リスト(特別警戒レベル)に名を連ねている。
現在は「引退中」で、ウィンダス石の区の博士公邸にて結婚し忘れたことを心残りとしながらも「悠々自適」の暮らしを送っている様子。
元老院首席でもあるので、ジュノ大公国オーロラ宮殿にて行われる各国軍首脳会談の席に赴くこともあるようだ。
「オホホホホ~」と高飛車ぶった笑い方や、上品そうな口調をするが、その性格にタルタル族の容姿も相まってどう見ても「おばさまごっこをする小学生」のようにしか見えない。
とはいえ、その本性は、以下のような名科白に事欠かない、とんでもない毒舌家。四大強国が集っての重要な会議においても、さらりと相手や国の情勢を罵倒する始末。
「あら!わたくし、ブチ切れますわよ。」
「……ぶっ壊す!」「……ぶっ殺す!」
「口の院の傭兵になれば、死ぬまで最強の装備を身につけられますわよ?まぁ、死なないと脱げない装備なんですけれど。」
その人格も最凶というか、常人の尺度を当てはめることは到底適わない傲岸不遜傍若無人な性格の持ち主であり、仇なす(?)輩には強力な呪いを掛けたり、「北の大地で置き去り」の刑等々の粛清が待っている。
触らぬ神に祟りなし、下手に関わると「ヘッポコくん」の烙印を押される。
こういった破天荒なキャラクターからか、国内のみならず海外プレイヤーの方々からも絶大な人気を誇る。この人気を背景に、他タイトルへの出演(後述)、彼女を中心に据えた追加シナリオ「シャントット帝国の陰謀」のリリース、トレーディングアーツとしてのフィギュア化など、ヴァナ・ディールの内外を問わずその活躍の場を広げている。
現時点のヴァナ・ディール最強の黒魔道士と考えられている。そのキャラクターから、連邦の黒い悪魔と呼ばれる場合さえある。
その魔力は強大かつ無限。あるクエストではバイオIII、ホーリー、トルネドを使用し、その威力たるや杖やロッドが壊れるほどである。本人は加減したとは言っているが、加減してこの破壊力である。当然、古代魔法II系も使用している。
また、「狙った獲物は地の果てまでも追いかけ、邪魔をする者には容赦しない。」と恐れられている罪狩りのミスラでさえ、シャントットには手を出さないで引き下がって行く。
年齢同様、レベルについても一切不明。噂では200をゆうに超えているとか…?
ディシディアファイナルファンタジーではコスモス陣営(正義側)の隠しキャラとして出演。声優は林原めぐみ女史。
EXバーストでは フルスイング→両手棍を片手で持ち空鳴拳の一人核熱連携からマジックバースト古代魔法連続魔、と言う離れ業も披露している。
魔法詠唱ごとに属性杖を持ち替えていたり、特定条件で黒AF2(ペタソスは除く)を装備したりと芸が細かい再現も。
だがこの時参戦したのは厳密に言えばシャントットの操る人形であり、彼女本人の実力の数十分の一も出していないと思われる。それでも対決する相手の多くから「世界が壊れそうな力」だとか、「闇より深い何かを感じる」だとか言われている。
何故彼女がコスモス側なのか、FF11をやっている人間ほど疑問に思えるだろう。