航空機の中で提供される食事を「機内食」という。航空機が長距離を飛行するようになり、機内での食事が必要になったことから生まれた。
地上で予め調理し、機内では電子レンジなどで再加熱して提供される。現代の固定翼機の機内での本格的な調理(食材を1から加工)はセキュリティや飛行時間(最大でも16時間程度)、機内の気圧から適切ではないため。船や列車のような厨房を備えたものは、第二次世界大戦以前の飛行船にあった程度である。
そのため、現在のような「レンチン飯」形式となったが、これには機内の多数の乗客(最大で500人程度)の配食が短時間で済むという副次的効果が生まれた。