概要
2017年3月28日に電撃オンライン上で公開されたインタビュー記事内においてFGO PROJECTクリエイティブディレクター(当時)塩川洋介氏による
「声をいただくことは大事だし、声を把握もしてはいるのですが、(中略)外圧に対して臆病にならず、自分たちの信じることをTYPE-MOONさんと一緒に貫いていきたいというのが根底にあります」
という発言が由来で付けられたFGOアンチ勢に対する渾名である。この発言を受けてSNSなどでは批判が噴出、兼ねてよりFGOおよび運営元のディライトワークスへ不満を募らせていたFGOユーザーがTwitterなどのSNSで拡散、瞬く間に炎上。元々排他的でゲームや運営への批判を許さない風潮のあったFGOユーザーの間で不満や愚痴などを発言するユーザーを外圧と称する向きが強まり、またアンチ側も次第に攻撃性を強めて目立った発言をするFGOプレイヤーを「電子障■者手帳持ち」「イキリ鯖太郎」、FGOを「デリヘル偉人バトル」「遊べる電子障■者手帳」などといった誹謗中傷、レッテル貼りや気に入らないユーザーに対する執拗な粘着、嫌がらせ行為を繰り返すようになり、結果として煽り合いや水掛け論を伴う不毛な論争を繰り広げている。
捨てる発言に対して
塩川氏は後にCEDEC 2018の壇上において捨てるプロデュースと題して「今FGOを楽しんでいないユーザーは、捨てる」と発言、またスクリーンにも捨てるプロデュースの羅列が写っている画像がgame biz記事で掲載され、FGOシナリオライターの一人である東出祐一郎氏が塩川氏のこの発言を受けて「シナリオライター陣はユーザーに楽しんで頂けるよう努力しています」などとフォローのツイートをする事態となった。
外圧と称されるユーザーの中には、このカンファレンス画像をヘッダーなどに掲げている場合が多い。また塩川氏が2018年を以てクリエイティブディレクターの職を退き、カノウヨシキ氏が後任となった現在でもなおFGOファンに対して「塩川の弟子」「頭塩漬け」などと擦り続けるなどもはや異様な執着ぶりを見せている。
なお、カノウヨシキ氏に関しても過去にボーダーブレイクの運営に携わっていた事を理由に擦られる場合がある。
イキリ鯖太郎
2019年10月5日より放送を開始したFate/GrandOrder 絶対魔獣戦線バビロニアを視聴したFGO未プレイ勢による「主人公の青年がパートナーの少女に守ってもらっているだけなのに後ろでイキっているのはどうなのか」という指摘に対して一部のFGOユーザーが「お前らは世界を背負って戦えるのか、主人公が死ねば鯖(サーヴァント)は戦えない」と過剰に反論した。これに激昂した未プレイ勢およびFGOアンチ勢は「なろう小説などで特に努力もせず持ち上げられる主人公によく付けられる◯◯太郎という渾名」にちなんでイキリ鯖太郎と呼び蔑むようになった。
SNSやYouTubeなどでFGOを持ち上げたり別の話題と絡めると引用RTで「鯖太郎」呼ばわりされる事もある。
詳しくは当該記事を参照。
デリヘル偉人バトル
FGOにおいて登場する女性キャラクターの過度な露出のある服装を揶揄した蔑称。発端は某大陸艦船ゲースタッフと思われるTwitterアカウントでの他社ゲームを揶揄したツイート(現在は削除済み)。
詳しくは当該記事を参照。
剽窃
第2部・Lostbelt No.5後編『星間都市山脈オリュンポス』実装と同時にガチャでピックアップされたSSRサーヴァント『ディオスクロイ』のマテリアルにおけるフレーバーテキストに「ホメーロスの諸神賛歌」(沓掛良彦・訳/筑摩書房・刊/ちくま学芸文庫)からの流用が見られた為に2020年5月のアップデートで内容が修正された。これに関しては運営は数名でテキスト制作を行っていたが故の伝達ミスによる物だとして謝罪文を掲載したが、カテゴリーが『不具合』の項目にあったという理由で『隠蔽体質だ』『誠意がない』などと指摘している。他にもFGOマテリアル本の解説でも疑わしい箇所が続々と発覚し、これらに関して同人サークルのノリが変わらない型月の根本的な体質や時として設定を改変する奈須きのこを非難、中傷する外圧アカウントも多い。
現状
外圧として活動しているTwitterアカウントによる誹謗中傷、粘着等の嫌がらせは依然として続いており、FGOに関するツイートがバズった場合にはほぼ必ずと言って差し支えない頻度で批判的な引用RTを行っている。
対策
2021年現在、ネット上で活動しているFGOアンチ界隈は攻撃性が非常に強く、反論や批判も全く意に介さないため、下手に刺激すると当事者だけでなくそのフォロワーや攻撃対象の趣味嗜好、人間性にまで至る人格否定的な誹謗中傷が及ぶ可能性さえある。住み分けの意味でも一般のFGOユーザーはFGOを棚に上げて他作品の話題に乗ってFGOを押し売ったり、貶めるような発言などを控え、場合によってはブロックやミュートを利用し、関わらないのが最善策である。
なお、『手帳持ち』や『障■者』といった発言は伏せ字であっても関係なく人権侵害発言であるため、決して使用しないこと。事例によっては誹謗中傷による名誉毀損などで法的処罰が課せられる可能性も高く、こうした内容のツイートを確認した場合にはTwitter運営へ通報すること。