概要
MUGEN画像の誤使用やサーヴァントのwikiや本、個人サイトからの引用などが原因とされている。
Fate/GrandOrderとは
Fate/GrandOrderは歴史上の偉人や英雄を
サーヴァントとして使役する大人気ゲームであり、壮大なストーリーや設定、莫大な文字数のシナリオや魅力的なキャラクター達がその秘訣とも言われている
更に、原作者であり、シナリオの執筆にも参加している奈須きのこ氏が監修をしていることから信頼も厚く、4か月かけて資料を集めて一つ一つのサーヴァントを手掛けていることも評価されている。
https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html
事の発端
Fate/GrandOrderの大人気キャラクターであるディオスクロイ(Fate)のゲーム内マテリアルの解説が「ホメーロスの諸神賛歌」(沓掛良彦・訳/筑摩書房・刊/ちくま学芸文庫)からの流用、剽窃をTwitterのユーザーが偶然に発見したことがこの蔑称の始まりである。
当初はただ内容が多少同じだけであると言う意見も見られたが、「二つの柱」、「足速き馬駆けるものたち」等と言ったから独特の表現から疑惑が深まっていき、2020/5/13に公式Twitterではなく公式サイトやゲーム内の不具合欄から伝達漏れから意図せず流用が発生したものとして謝罪が行われた
当然、担当ライターの声明がないことや犯罪を「不具合」として認識していること、下請けに押し付けたようにみえる事から不満の声も少なからず上がったが事態は一応の収束を見せたかのように見えた。
謝罪後に発覚した更なる疑惑
しかし、その謝罪から数日後に個人サイトである『古天文の部屋 ふたご座』の日本語文章とディオスクロイのマテリアルの内容が酷似していることが明らかになった事を皮切りに、複数のキャラクターの剽窃が疑われるようになった。
現在剽窃、流用が疑われているキャラクター
本作の設定資料集であるFate/Grand Order material VIIにおけるナポレオンの史実の人物像についての解説部分がナポレオンを纏めた個人ブログhttps://www.kaho.biz/napoleon/1815.htmlの一文と全くの一致であったことが判明し、更にその個人ブログ自体が長塚隆二著『ナポレオン 下巻 覇者専横の末路』文春文庫版570頁からの引用であり、意図がないとはいえ剽窃をしてしまったと思われている。
本作の設定資料集であるFate/Grand Order material VIIにおけるサリエリとフリードリヒ・ロホリッツの対話の文章が水谷 彰良氏 著である『サリエーリ モーツァルトに消された宮廷楽長』(発行 音楽之友社)のp.177におけるロホリッツの対話と全くの一致を見せた事が判明した。
本来、翻訳をした文章が全くの一致を見せるとこは考えづらく、これらは流用、剽窃であるものだと思われる。
また、現状においてもその他キャラクターは非公式のwikiやファンの個人ブログからの流用が多く見られるが公式が沈黙している以上は疑惑止まりに過ぎないという事を留意してもらいたい。