曖昧さ回避
- 株式会社菓道から発売されている「菓道の太郎シリーズ」の駄菓子の名称
- 特定の創作物の主人公に対しての蔑称 →この項目で解説。
概要
特定の創作物の主人公に対して用いられる、「覚えにくい大それた名前のくせに大した個性がない、本名を覚えようと思う程度の親しみすら持てない(ので「○○太郎」で十分)」というキャラヘイトのニュアンスを含んだ蔑称である。 「太郎」が、古くから「書類記入例などに用いられる定番の仮名」であるのも関係している。
基本的には異世界ものの主人公に対してことごとく言われており、同ジャンルによく見られる「他者から受諾された不相応な力で活躍し称賛される」というテンプレ作風を嫌った者からこう言われる事が多い。
近年では、ベクトルこそ違えど同じ立場に落ち着き易いソシャゲの主人公なども言われるケースが増えている。 勿論、頭ごなしの蔑称である為、見たことすらない者が多く「どうせテンプレ作品だろ」と一括りに見下されたくない各作品のファンからは忌避されている。
特にFate/GrandOrderの主人公である藤丸立香はこの蔑称の最盛期にアニメが放送されたことで生身でサーヴァントと戦えている過去作主人公達と指示を飛ばすだけの藤丸を比較して「イキリ鯖太郎(サーヴァントと呼ばれる過去の英雄を模した使い魔を盾に活躍するため)」と呼ばれていたが、過去作主人公達は作中何度も「異常」と明言されている(というか型月作品は「並の〜」「普通の〜」という単語は例えでしか出てこず、描写、登場するのは例外、異端、異常者、規格外ばかりであることで有名である)し、そもそもサーヴァント運用においてマスターはサーヴァントが戦う場を作るのに専念するのが正攻法であり、マスターを失えばサーヴァントも消える都合上、余程の規格外でなければ前に出る方が足手纏いである
そのため「人柄以外平凡も平凡」と何度も言われる藤丸を比較して「サーヴァントを盾にしている」と表現するのは誤りもいいところで、そもそも「サーヴァントに生身で勝てる奴の方が稀(兵隊と戦闘機に例えられる)」「サーヴァントサイドも気に食わなければ平気でマスターを殺す(協力してるのは自主的)」などの事情を一切考慮せずエアプ丸出しで騒いでいた事で、蔑称を使っている側が思い切りバカにされていた。
性別を選択できる作品においても、男性主人公と女性主人公ではファンの受けが異なり、女性主人公に対してこのような揶揄はあまり見られないため、現状としてアニメやゲームにおいて男性主人公がいかに受け入れられにくいかをよく表している(女性主人公を指して「○○花子」という表現はごく一部に留まり、ほとんど定着していない)。
最近では、作品の主人公に対してのみでなく、そうした作品の消費者(特に熱狂的なファン)に対する蔑称にもなるなど、初期以上のマジックワードと化している。
発祥
スマホ太郎を参照。
なお、利根川の別称である「坂東太郎」などのように、特定分野の代表格に対して「太郎」の付いた別称を付ける文化自体は古くから存在する。ただし、この場合は蔑称ではなく尊称の意味合いで付けられていることが多いため別物と考えるべきである。
関連タグ
妓夫太郎・・・命名理由が本項と一部共通するため。
異世界喰滅のサメ・・・○○太郎を体現したタローン・ナローケというキャラが登場。