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ブリカス

ぶりかす

ブリカスとはイギリスという国又はイギリス人に対する蔑称・罵倒語である。
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注意事項編集

この記事は編集者の観点から執筆されており、完全な客観性は保証されていないことにご注意ください。そして、イギリス人と言っても、全てが当てはまるわけではないので、くれぐれも過去の歴史を出して蔑視するようなことはしてはいけません。ましてや、イギリスに限った話ではありませんが、現在の人々の大半は本記事のようなことにはかかわっていないのでなおさらです。


概要編集

ブリカスとは、「ブリティッシュ」と「カス」の合成語で、日本国内におけるイギリスイギリス人に対する蔑称であるが、イギリスの行動を批難する目的にも使用される。発祥は2ちゃんねるの軍事板界隈とされる。

派生として「フラカス」「アメカス」などがある。


大英帝国およびその後継のイギリス連邦の歴史の大半は世界史を取り扱うと必ずと言っていいほど彼らの陰謀や外道行為がちらつくために「イギリス=目的のためなら手段を選ばない(エゴイスト」というイメージが定着してしまっている。


また、お国柄として国民の性格が辛辣慇懃無礼といった感じに捉えられやすいのもまたイメージを助長しており、国際ジョークにおいては外交植民地支配に際しての陰湿さにまつわるエピソードがつきまとうのが常となってしまっている。


転じて、イギリスという国家や個人がおこなった畜生行為そのものを指すこともある。

植民地インド産 アヘン

ただしブリカス側の企みも常に成功しているわけではなく、それどころか「策士策に溺れる」状態になってとんでもないしっぺ返しが降りかかることも茶飯事だったりする。

また、常に深謀遠慮に依っているわけではなくかなり短絡的な行為にも平気でおよんでいたりもする。

そもそもパクス・ブリタニカなんてとっくに崩壊しているのはツッコミ無用である。



ブリカスの例編集

  • 私掠船(国家公認の海賊)の推奨
    • 公認で海賊行為の許可状を発行し、スペインがアメリカで採掘した銀などを本国に輸送するルートを海賊に襲わせた。これがスペインとの英西戦争の原因となる。スペイン大使はもっとも悪名高き海賊ドレイクの引き渡しを執拗に要求し続けたが、時の女王エリザベス1世はのらりくらりと交渉を引き伸ばしてついに英雄でもあるドレイクを庇い切った。
  • アヘン戦争
    • との貿易で大量の紅茶を輸入して赤字に悩むと、麻薬を売って穴埋め。清国民はアヘン漬けになり、たまりかねた清国政府はアヘンを厳しく取り締まる。対するイギリスは清と開戦して要求を飲ませアヘン販売を継続、ついでに領土と賠償金も毟った(清側の対応も問題あったが…)。
  • 三枚舌外交
    • 同じパレスチナをアラブ人ユダヤ人、フランスに与えると重複して約束。曖昧な約束をアラブ側とユダヤ側が額面通り受け取ってしまったためにパレスチナ問題中東戦争に発展する(まあアラブとユダヤの勢力圏の約束に重複はなかったが)。今日も続く中東の不安定を招いた諸悪の根源として特に槍玉に挙げられる。
  • ジャガイモ飢饉
    • アイルランドの主な食糧であるジャガイモが疫病で壊滅。当時植民地支配者であった英国政府は、実は英本土への輸出用に大量に穀物も栽培させていた。これを援助に回さずにイギリスへ輸出したため、アイルランドでは餓死者が続出。(英政府も公共事業など援助になる施策は行っており、穀物もアイルランド国内で販売はしたが、貧しい大多数のアイルランド人は買えなかった。)
  • セポイの乱(インド大反乱)
    • インド人傭兵(セポイ)が口で噛み切るように命じられた弾薬包に、ヒンズー教徒にとって神聖な牛の脂とイスラム教徒が口にすることを卑しむ豚の脂を混ぜたグリースを用いたという噂が反乱のきっかけ。イギリス軍は捕虜にした反乱軍がヒンズー教徒なら牛の血を、イスラム教徒なら豚の血を飲ませて拷問し、発射する大砲の砲口に縛って見せしめに処刑したという。(ただし、この弾薬包の噂を流したのはセポイ自身であり、政府はセポイらの要請を聞き入れてグリースを抜いた弾薬を支給したり、口で弾薬包を切らない装填方法を採るなどの対策をした。そして反乱中では、セポイらも女子供を虐殺している。)
  • ボーア戦争
    • ボーア人とはオランダ系の南アフリカ移民。イギリス植民地政府と対立し開戦。イギリス軍はボーア人の民家や田畑を意図的に焼き討ちし婦女子を収容所に連行する戦術を取り、国際的非難を浴びる(アフリカ人からすれば、ボーア人もイギリス人も後に共同して人種差別政策を行った侵略者に違いないが)。
  • タスマニア島のアボリジニに対するホロコースト
    • しかも道楽目的のスポーツハンティング感覚で行っていた。戦死や強制移住、疫病も含め、タスマニア原住民は壊滅したという(イギリス人入植者からは襲われたので反撃しただけだという異論もある。)
  • ノルマントン号事件
    • 当該記事参照。恐らく日本人が歴史教科書(中学校)で初めて習うブリカス案件。
  • ミュンヘン会談
    • ナチスドイツチェコの領土を一部割譲すると勝手に約束。内容を事前に知ったチェコは猛反発するも、ならばチェコを見捨てると脅迫して受け入れさせる。(これはフランスも一緒にチェコを脅迫している。)
  • アイスランド侵攻
    • 第二次世界大戦によってアイスランド植民地の支配者であったデンマークがドイツに占領され、アイスランドは中立国として独立を宣言した。しかしイギリスの首相チャーチルは、アイスランドが万一ドイツに奪われた際のリスクを考慮した結果、アイスランドの中立を侵して侵略し、全土を占領してしまう。
  • ベンガル飢饉
    • チャーチルが個人的にインド人を嫌っていたのでわざと支援を行わなかった。結果、1000万人が餓死してしまう。後に支援自体は行われたが、必要量の3分の1しか物資を送らなかった
  • カタパルト作戦
    • ナチスにフランスの艦艇を接収されないために行った結果、フランス国内での反英感情が高まり戦争寸前になる。
  • アーロン収容所
    • ビルマ戦線での日本人捕虜への待遇があまりにも非人道的であったと会田雄次『アーロン収容所』で告発される。(会田教授は日英文化の違いではないかという一定の擁護も行っているが)
  • 竹島問題
    • 一般に日韓の問題とされているが、そもそもの原因はイギリスの測量ミスにより、日本海東海上に実在しない架空の島を発見しやがったことが発端である。
  • イランのモサッデク首相失脚クーデター
    • それまでイギリスが握っていたイランの石油利権を同国のモサッデク首相が国有化しようとした事で渋る米国を口説いて介入。しかも汚れ仕事はアメリカにやらせるCIAが現地反首相派を動かした大規模デモでモサッデクは失脚。内政干渉の怨みから、イランは手段を選ばない反米国家へ。
  • 第二次中東戦争
    • イギリスが管理していたスエズ運河エジプトが国有化しようとした事に反発し、フランスとイスラエルを味方にして軍事侵略。エジプト軍を大破するも米ソの逆鱗に触れ撤退。こんな出鱈目国際法違反を行ったなんて戦前の話だよね?いいえ、1956年です
  • EU離脱
    • 不法移民流入を防ぐ切り札として、数年にわたる国内政治の大混乱と他EU加盟国の猛反発とを無視して2020年についに敢行。面倒な不法移民はEUに丸投げして、イギリスは昔ながらのティータイムを楽しむ生活に戻れるというブリカスの伝統を継承した見事な計画である。(だが、それで引き下がるほど甘い欧州諸国ではない。イギリスの発言権がない事を生かして、不法移民規制を強化する中でイギリスへの渡航は域外だからと不干渉に徹した。かくしてイギリスへの不法移民統計は、2020年の約8500人から2022年の約45000人へと激増した。)
  • 大英博物館
    • 植民地や外国から略奪や盗難など違法な手段で収集された収蔵品がある。しかも、古代ギリシャパルテノン神殿の彫刻のように実際は彩色が施されていたにもかかわらず、勝手に洗い流して無地に変えてしまうなどの改悪まで行っていた。その為、これらの文化財の原産国から度々返還要求が起こっているが、博物館はこれに応じていない(ただ、原産国の中には国内のゴタゴタなどで文化財の保護が難しい場合もあったりする)。

…この通り、挙げていけばキリがない。



ブリカスに対する各国の対応編集

アメリカ

ワシントン「毎年のショバ代がエグいので英植民地やめます」→ボストン茶会事件

ブ「ちょ、待っ」


フランス

ナポレオン「ふと思ったんだがイギリスって海軍がすべてだから、海を突っ切って島に乗り上げさえすれば楽勝じゃね?」

ブ「くそったれ…‼︎くるならこいや~‼」→トラファルガーの海戦


ドイツ帝国

ヴィルヘルム2世ヴィクトリア祖母ちゃんだってグランドフリートを造って世界を支配したんだ…俺だって!」→高海艦隊

エドワード7世&ジョージ5世「やめろウィル!」

ブ「おいビスマルク!あいつを止めてくれ!!」

ビスマルク「だって私もう死んでるし…」


ナチスドイツ

ヒトラー「俺と組めば世界の半分をやるよ(ゲス顔)」

ブ「知らねぇよ畜生め!…でもチェコなら少しくれてやってもいいカナ~…」→ミュンヘン会談


大日本帝国

日本海軍「師匠……俺は、アンタを超えるぜ!!」→マレー沖海戦

ブ「最新最強の戦艦がああああ(泣)」

インド東南アジア「「ヒャッハー!ざまァねーぜ!!」」


イスラエルアラブ諸国

~第二次世界大戦後~

イスラエル「アラブの奴らに狙われてるから米さん武器売って」

アメリカ「いいよ」

アラブ諸国「イスラエルがムカつくからロッさん武器売って」

ロシア「ええで」

「「「「イギリス?何それおいしいの?」」」」


ブ「・・・」


中国

中国共産党「返してもらった領土は俺のモノ、俺の物は俺のモノ!」

香港「助けてクレメンス」

ブ「ア゛ァァーッ‼︎俺にどうしろっつんだよー!!!」


擁護編集

ただ、イギリスが少し過剰に悪者にされている感は否めない。少々偏見が混じっているのも事実。

上記のものは概要とイメージであるため、実態を知りたければ自ら調べてみることをおすすめする。

イメージが変わるか補強されてしまうかはあなた次第だが……

また、これは擁護と言えるか微妙だが、そもそもイギリスは歴史が長い上かつて世界最大の帝国を築いて世界に多大な影響を与えた都合上、他の国に比べてやらかした悪行の数や世界史に与えた影響が大きいため、他国よりも畜生行為が取り沙汰されやすい。

世界を見渡せば確かに悪行の絶対数は少ないものの、イギリスと同等、あるいはそれをはるかに超える規模の畜生行為を行った国が前項の国含めゴロゴロあることも考慮する必要があるだろう。



関連タグ編集

グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国

陰謀 風評被害


エスニックジョーク:ブリカスネタが主に使われるパターン。


アラビアのロレンス』『007』:「イギリス=陰謀」のイメージをイギリスが自らネタにした作品。

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