概要
1939年ノモンハン事件における対ソ戦の最中、8月にドイツが独ソ不可侵条約を結んだことに対しての平沼首相の名言。
実際には「欧州の天地は複雑怪奇なる新情勢を生じたので、我が方は之に鑑み従来準備し来った政策は之を打切り、更に別途の政策樹立を必要とするに至りました」と発言したのを分かりやすくしたもの。
そもそもドイツとの反共友好関係は、ドイツによる日独伊三国防共協定を軍事同盟へと発展させないかという申し入れから日本で協議されていたので、
その提案元であるドイツがソ連と手を組むことは予期されていなかった
(特に平沼首相の反共・ファッショの首相なのでその分だけ衝撃は多かっただろう)。