自律神経失調症
じりつしんけいしっちょうしょう
ストレスにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こる精神疾患。
概要
人間は通常副交感神経が睡眠時の休息状態、交感神経が起床時の活動状態を促すように自律神経を切り替える事で疲労を回復する。
しかし多忙な労働や籠りっきりの生活を送るなどして過度のストレスが蓄積した場合、副交感神経が機能不全を起こし 、常に交感神経が機能し続けてしまう事がある。これを自律神経失調症という。
主な症状
このように多種多様な症状を呈するため、他の精神疾患との見分けが困難なことがある。
特にうつ病とは重複する症状が多い。
ストレスが原因なため、働きづめの社会人や多感な学生がかかる病気と思われがちだが、逆に時間を持て余した無職や引きこもりでも漠然とした不安感や昼夜逆転による不摂生で発症し得る。
デジタル社会の発達でスマートフォンの普及やパソコンを用いたデスクワークに代表される交感神経を刺激し夜中でも脳が覚醒状態に入る機会が増えているため、近年では自律神経を害する精神疾患はそう珍しいものではなくなっている。
他の精神疾患同様、例のごとく「自律神経失調症は甘え」など言うう大馬鹿者がいるが、そうでなくても以前から脳が体に送る電気信号を妨害しかねないあらゆる電化製品から発する電磁波の存在が度々問題視されていた事から、自律神経失調症はかつてから誰にでも起こりうる病気な事に変わりはなかった。