「敵に待てと言われて待つやつがあるか 行け 1番」
「人の胸ぐらをつかむのは生まれて初めてや 許せ御堂筋!!」
CV:德石勝大
演(舞台):一瀬悠
演(ドラマ):結城洋平
プロフィール
人物
京都伏見高校2年生→3年生のスプリンター。3年生の時には副主将を務める。
頬にあるソバカスが特徴で穏やかな性格。
中学時代はバスケットボールを3年間続けていた。高校1年生の春に石垣光太郎からスカウトされる形でロードバイクを始める。(RIDE.326)
石垣が卒業する際に、「おまえはがまんのできる男」「おまえが御堂筋の『良心』になってやれ」と託され(RIDE.323)、チーム内で唯一御堂筋翔の立場を思いやる。
レース戦績、他
インターハイ神奈川大会
インターハイで初めてメンバー入りする神奈川大会は、2日目に御堂筋の「フェイズ13」によって井原友矢と共にリタイヤ。翌3日目はこの日の後半でリタイヤし救護室のテントで眠る石垣を井原と共に起きるまで待ち(石垣が起きるころにはすでに他のテントは撤収状態だったが、目が覚めるまで撤収を待ってもらうよう待機していた)、終盤でリタイヤしたまま目を覚まさず本部宿舎で一夜を過ごすことになった御堂筋の元に向いたいと言う石垣をサポートしている。
インターハイ栃木大会
翌年の栃木大会は1日目の山岳ステージで他校のマークから抜けて追い上げを図り、集団に追いついた小野田坂道に対し御堂筋のオーダー(フェイズ)で指名されて追うこととなったが、自分と同じカゲの感じ(におい)がすると思いつつもその実力差に圧倒され思わず引き留めてしまい、御堂筋の協調を断ったのは正しい判断だったと伝える。その時に名前を聞こうとした坂道に「3年のヤマ」と応えたことで、坂道も「ヤマさん」と返している。
レース後、優勝を逃した御堂筋が姿を消したことで探しに走るが、御堂筋はただ夜道を走っていただけで、更に途中でスライド(すれ違い)した際は追い越しした車が間に入って御堂筋の存在に気づけず、結果的には徒労に終わった。
2日目は特に大きな活躍はなかったが、最終ステージを御堂筋が制したことで表彰式でのパフォーマンスに周りが湧く中、チームでただ一人言い過ぎではないかと懸念する表情を見せている。
更にはその夜、御堂筋の指示でメンバー全員丸刈りにされた上にムチャぶりなフェイズを出してきたことに思わず胸ぐらを掴み感情を露わにしつつも、そのオーダーを遂行することを誓う。
3日目はスタート前に広島呉南の浦久保優策と交渉をした模様で、フェイズ99として岸神小鞠や同じスプリンターの船津和歩と共にわざと集団に飲まれ、集団の速度を上げて総北と箱学の追走組に追いつくまでその集団を引っぱり、追いついたところで戦線を離脱してリタイアした。当初浦久保は集団を引くために小鞠を指名するがそれを断り、自分と船津で引くことを告げている。 一緒に引いた船津は飲み込まれる前は前日に御堂筋に坊主を強要されたこともあってか彼のことを「リアクション薄い」とか「三等兵」などと言ってバカにしていたが、その巨大な集団を引っ張る姿を見て「木々に隠れてひっそりと咲く山桜」と例えてその凄さに驚く。自身のリタイア後、救護室のテントで御堂筋のリタイアの一報を聞いて、石垣が「御堂筋の良心になってやれ」と言ってたことは「御堂筋の側にいてやれ」と言う意味だったこと気づき、自分らも御堂筋にムチャぶりをさせていたことを反省する。
インターハイ後
IH終了後、御堂筋が部に現れず主将が決まらないと苛立つ水田信行が船津を指名し、そこでまたひと悶着する中、自分自身が御堂筋の良心になれなかったことや、自分たちが御堂筋に対して不平や不満を言って寄り添えなかったことが敗因の原因だと言い切った(その迫力に水田も驚くほどだった)。そして突如戻ってきた御堂筋が主将をやると宣言した際は、御堂筋が入部した時のそれまでの部の雰囲気を変える「災いの男」から、部の後輩からも応援される「カリスマ性」を持った男に変貌していることに驚きと体の震えが止まらなかった。
使用車種について
原作ではPanasonic、アニメ版ではANCHER(緑)、ドラマ版ではKhodaaBloom FARNA SL105と、各作で異なるメーカーの車種に乗っている。
なお、井原と辻もアニメとドラマ版では同じメーカーの車種(車体色及び変速機に違いがある)に乗っているが、ドラマ版の車両のみその2人と違う軽量材質を使ったフレームとなっている。
その他
公式ファンブックⅢでは小鞠や水田よりも大きく扱われている。
公式ファンブックⅡの描き下ろし漫画では、自身の性格柄前に出ることが苦手なこともあって校歌を熱唱した。
アニメ2期16話のCパートで石垣と御堂筋が温泉に入るシーンがあるが、そこの温泉旅館の名前が「山口庵」と言う名前だったため、公式発表はないが実家の可能性もある。