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プロフィール編集

学年広島呉南工業高校三年生
タイプスプリンター
愛車EDDY MERCKX
身長174cm
体重62kg
BMI20.5
誕生日1992年4月1日
星座牡羊座
血液型AB型
ゼッケン番号161

CV:鈴村健一

演(舞台):栗原大河


人物編集

広島呉南工業高校3年生の主将でエーススプリンター。全体的に跳ねたヘアスタイルが特徴。待宮栄吉の1学年下。「呉の陸鮫」の異名を持ち、漁の経験を生かして空気の薄いところを狙って切り裂き走ることから、その姿を「空気を割る鮫(エアチョップドシャーク)とも呼ばれている。


概要編集

幼いころから神経質で人の輪に入ることが苦手で、公園の花壇の花に水をやる心優しき少年である。水やりのためにペットボトルに穴を空けて即席の如雨露を作ったり、授業中も机の下で折り紙を折るなど手先は器用な方である。土日は漁師である父親と船で漁に出かけていたが、中学の時に父親が漁をやめて釣船屋に転換し暇を持て余していたところに、小学生時代から同じクラスで彼のことを気にかけていた庭妻繁典に誘われる形で自転車を始める。

漁で鍛えられた体幹やバランス感覚で瞬く間に才能を開花させるが、ある時を境に強いと思った人物を「大物」と称して仕留めようという、目的のためなら手段を択ばないダーティーな考えを持つようになる。庭妻自身は彼のことを「天才」と評するが、大物を仕留めようとするその表情にはゾッとするほどの恐怖感を抱く程。しかしそれは爪弾き者だった自分に手を差し伸べてくれた庭妻が欲しいと言った「ロードレースでの勝利」と言う恩返しをしたいという彼自身の純粋で真っ直ぐな気持ちから来ていることと、その気持ちが強すぎて周りから理解されないことを認識している。それでも庭妻は彼が行き過ぎた行為をしようとすると止めに入ることもある。


レース戦績など編集

庭妻と共に呉南工業に入学して自転車競技部に入部するが、2年でエースだった待宮を見て「大物」と言い始め仕留めようと執着する。庭妻はそれに警戒し、練習中の度重なるラフプレーに井尾谷諒も激怒し続けるが、待宮は自分の走りについてきたと評価し気にも留めないでいた。その待宮も浦久保や庭妻を含めたメンバーでインターハイ神奈川大会を走ることを考えていたが、ついに待宮に体当たりと言えるラフ行為で崖下へ落とすという超えてはならない一線を越えてしまい、待宮は肋骨の骨を折る大怪我を負う(予選までには回復している)。部活そのものは待宮の恩情で退部こそは免れたが、同学年の塩野と里崎や新1年生からの不信感からか部内で孤立し、唯一味方に付いた庭妻と共にIHのメンバーから外されてしまう。以後は考えを改め「レースでの勝利」に行動を注ぎ快進撃を続けた。


翌年のIH栃木大会では主将となり、エースナンバーを付けて庭妻共々出場する。昨年同様1・2日目は特に大きな活躍をあげていないが、3日目のスタート前に総北青八木一鏑木一差に対して挑発行為をするなど、昨年の待宮の時のような不穏な空気を漂わせていた。スタート後も熊本台一井瀬慎哉が作った集団に不満の声が上がった頃合いを見計らって集団を乗っ取り、チームで集団の間引きを始める。その集団に先を走っていた京伏山口紀之らを飲み込むが、その山口とは事前に交渉をしており、集団の力を使って加速して総北と箱学の追走グループを飲み込む「フェイズ99」で協調、山口は一緒に引いた船津和歩と共に追いついたところでリタイアし、速度を落として集団の中に入っていた御堂筋翔らと共に庭妻と東村尊大を引き連れて集団から飛び出す。その後、一度は飲み込まれた手嶋純太とその手嶋を救出するために自ら集団に入っていた青八木のコンビが追い付いた際には手嶋のことを「カワシマくん」とワザと間違えた名前を呼んで挑発し、センサーチップを賭けた「スプリントデスゲーム」を仕掛ける。青八木の膝の怪我を見越して勝利を確信していたが、ゴール前で青八木が手嶋を押したままスプリントするという奇策でゴールしたことにより逆転負けを喫する。ゴール後、最後の悪足搔きとして手嶋のセンサーチップを投げ捨てようとするところを庭妻に止められ、庭妻の手で手嶋へ返されている(一方、浦久保のチップは手嶋が捨てるように見せかけて東村に向けて投げている)。そして「ボーズの日(魚が獲れない日の事)もある」と庭妻に説得されて初めて敗北を認め泣き崩れる。レースは全員が完走したかは不明だが、IHの勝者が決まった540話では東村が引く形で3人でゴールに向かっている姿が描かれている。


アニメ版では編集

4期までは原作通りの展開で進めていた模様で、最終話でスタートラインに立つ後ろ姿がワンカットだけ映っていた。


2022年放送の5期でようやく登場するがその登場内容が大きく改変され、1話で出番のないまま3日目がスタート。2話にて前日の2日目レース中に落車して右腕を負傷、庭妻を巻き込んでリタイヤし3日目は参加していないことが明らかとなった。その3日目は熊本台一の伊瀬を先頭に他チームと協調して集団で走る姿を庭妻と共にコース外から観戦、この時は怪我をした右腕を三角巾で固定し、私服姿に呉南のジャージを羽織った姿での登場だった。その会話の中で庭妻を巻き込んでしまったことを詫びながら、(庭妻に)大物を仕留める姿を見せることが出来なかった」と、総北の要の人物でターゲットにしていた手嶋と青八木を仕留めることが出来なかったことを悔やむ。


このほかにも庭妻からの呼び方が原作の「優策」から「浦久保」に変更されていた(似た例では、待宮の元彼女(連載時点)の福来佳奈も原作では待宮のことを名前で呼んでいるが、同じく苗字呼びに変更されていた)。


これらの改変に伴い、原作で描かれていたスタート前の青八木と鏑木へ挑発する姿や呉南が集団を乗っ取ることはなく、集団の魚の表現が陸鮫からピラニアへ(それに伴いサブタイトルも「陸鮫」(原作430話)から「ピラニア」へ変更)、他のメンバーも最終回での勝者が決まる直前のカットにも登場していない。

更に原作でのスプリントデスゲームが京伏の山口・船津とのチーム戦となり、先頭ではなくチームの二人が先にゴールに到着すること(先頭のゴールだけでなく、もう一人も2・3番手でゴールすること)が勝利という内容に変更された。


いわば彼を含めた呉南メンバーは制作スタッフ側の大人の事情によって出番を減らされてしまったため、ある意味アニペダ最大の脚本の被害者と言えるだろう。

尤も5期はNHKでの放送だったため、もし4期まで同様テレビ東京等の民放局での製作だったら原作通りの展開になっていたかもしれない。


使用車両について編集

使用車両はEDDY MERCKX(エディ メルクス)。車体色は黒。アニメ版では大破した姿で呉南テント内に庭妻の車両と共に横倒しになった状態で置かれていた。


余談編集

庭妻とは同じ4月生まれではあるが、4月1日早生まれ扱いとなるため生年が翌年になる(例を挙げると、4月2日生まれで1学年違いの荒北靖友とは年齢では2歳違いとなる)。



関連イラスト編集

2020年からの浦久保くん【呉南】2018年落書き


🟦新呉



関連タグ編集

弱虫ペダル 呉南工業

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