概要
『弱虫ペダル』に登場するインターハイの常連校、『熊本県立熊本台一高等学校』の略称。更なる略称は「熊台」。自転車部は「肥後の超特急」と呼ばれる程九州では名の知れた強豪校。
劇場版では地元の熊本が舞台となったことで大幅に…とまではいかないが出番が増えた。
登場人物
ゼッケン50番台はIH神奈川大会、80番台は栃木大会、60番台は福岡大会を指す。学年は初登場時点。
個別ページのないキャラクターは本節での紹介に代える。
田浦良昭(たうら よしあき)
3年生で主将のスプリンター。IHでは怪我で欠場の吉本の代わりにエースを務める。
ガタイがよく声も大きい。「肥後もっこす」が口癖。
インターハイでのゼッケン番号は52。
吉本進(よしもと しん)
3年生のエースクライマー。劇場版に登場したオリジナルキャラクター。
IHは県大会での落車による足の怪我で出場できなかった。仮にIHに出場していればエースナンバーである51番のゼッケンを着けていたであろう(IHでは51番は別のメンバーが付けていた)。
地元開催である劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは081番を装着している。
身長179センチ以外のプロフィールは不明。
井瀬慎哉(いせ しんや)
2年生。黒縁眼鏡をかけている。
田浦の引退後は主将を引き継ぎ、田浦に雰囲気を近づけて「肥後の鬼軍曹」と呼ばれている。
インターハイでのゼッケン番号は53と81。
藤原正幸(ふじわら まさゆき)
CV:酒巻光宏(4期~)
演(ドラマ):石井凌
1年生のクライマーで、3年生では主将となっている。
原作やアニメでは老け顔に加え坊主頭だったため、見方によっては年齢詐称疑惑の疑いも拭えないが、これでも初登場時点で高校1年生である。ちなみにドラマ版はその限りではない。
1・2年の時は白肌だったが、主将となった3年には田浦・井瀬同様褐色肌となり、髪も少し伸びている。
インターハイでのゼッケン番号は54と82と63。
これまでフルネームが不明で、名前も「マサ」としか呼ばれておらず、ドラマ版のエンドロールでも「藤原マサ」とクレジットされていたが、3年インターハイ中の原作RIDE.790(週刊少年チャンピオン2024年42号掲載)で初めてフルネームが明らかとなった。実質的な初登場(名前が出た時点を基準として)が2011年のRIDE.162(単行本19巻収録)のため、実に13年経ってフルネームが判明する形となった。
参考までに、同様にフルネームの判明に年数のかかったキャラとして、箱根学園の人物で11年の宮原すずこと9年の高田城礼がいる。
※以下インターハイでの経歴
1年目の神奈川大会では2日目に落車して足を怪我していたが、他のメンバーがタイムアウトでリタイアする中、田浦・井瀬と共に3日目まで残っていた。ただしレースの決着がついた時点では姿がなかったため、リタイヤした可能性もある。
翌年の栃木大会では井瀬と共に2日目の山岳リザルトを狙っていたが、京伏の策略に利用されて追撃するも、一時は追い抜いた総北の小野田坂道と今泉俊輔にも追い抜かれた。
最後の年となった福岡大会ではスタート前に坂道に挨拶として声をかけているが、緊張と急に声をかけられたことで固まる坂道の姿に驚き落ち着かせている他、初日の山岳ステージに挑み、一時は首位の位置にいた。
山部・岩下(やまべ・いわした)
詳細は不明の熊台メンバー。神奈川大会及び熊本火の国やまなみロードレースのメンバー、ゼッケンは55と56、ただしどちらがどの番号かは不明。名前は劇場版パンフレットに記載。
岩崎(いわさき)
CV:井之上潤(5期)
井瀬の後輩で吊り目ではあるが詳細不明の熊台メンバー。栃木大会3日目に井瀬・藤原と共に走っている。
インターハイのゼッケン番号は83。
その他
このほかにIH福岡大会直前に全国から集結する選手を待ち構え、レースでファーストステージに挑む、エースと思われるスプリンターでスポーツ刈りの選手がいるが、現時点で詳細は明らかとなっていない。
小ネタ
肥後もっこすの「もっこす」は「頑固者」を意味する。
熊本県の公立高校として「熊本県立第一高等学校」が実在するが、当然ながら関係はない。
原作者の渡辺航が熊本と隣接する長崎出身のためか、熊本台一のキャラクターはほぼ西九州の方言丸出しである。