「阿蘇の山々で登坂を磨き 熊本平野で平坦を鍛えてきた 肥後超特急 肥後もっこす!」
「追いつく追いつく!! 心を1つにして皆で協力すればな!!」
CV:田尻浩章
演(ドラマ):五刀剛
概要
熊本県代表の熊本台一の主将でスプリンターの3年生。県大会での怪我で欠場した吉本進に替わりエースを務めている。ゼッケン番号は52。大柄な体格の色黒の選手で、身体も声も大きく豪快。更に自転車に乗るとき以外は腕組みすることが多い。その豪快さから他人をからかう言動もあるが決して悪い人間ではない。
具体的なプロフィールは不明ながら身長は179センチの吉本よりも高く、180㎝台中~後半あたりかと思われる。
レース戦績
インターハイ神奈川大会2日目に小野田坂道が田所迅の救出に向かい追走中、4人が合流した総北チームに追いつき、鳴子章吉に対して小さいと言ったり(鳴子も後に「ゴリラ」と返している)昨日のゴールはラッキーゴールと揶揄い、坂道が田所を引いて集団の後ろをウロウロしていることを伝える。本人としては戦意を喪失させるためのとどめを刺そうと言ったつもりが、二人の状況が分からなかった総北にとっては坂道が田所を連れて集団に戻ってることが分かり逆に火をつける結果となり、精神的に疲弊していた今泉俊輔に代わり金城真護がメンバーを引いて差を広げた。その後も田所を引っ張っていた坂道が追い付いた際も、坂道がクライマーだと知らず平坦の走りを見て山で落ちると思っていたら反対に速度を上げて追い抜いていったことに驚きを隠さなかった。
3日目は井瀬慎哉と藤原正幸(※下の名前はどちらも3年生になってから明らかになる)と共に走るが(残りの3人は前日のタイムアウトでリタイヤした模様)、途中で集団に飲み込まれる。そのあとに集団に飲み込まれて焦る坂道を勇気づけたりするが、広島呉南・待宮栄吉の策略に嵌り涙を流す。最終的にチーム全体としては9番目にゴールしたため、翌年は80番台のゼッケンとなった。そして引退後は井瀬に部を託している。
劇場版では地元である熊本が舞台ということもあり「熊本火の国やまなみロードレース」に招待された坂道ら総北メンバーを吉本と共に出迎えている。
レースは1日目はスタート前に吉本からサポートを頼まれているが、特にその日の自身のレース描写はない。
2日目またスタート前に吉本に総北と箱学の実力を聞き、前日に巻島裕介の不在でその実力を発揮できなかった坂道の姿を見た吉本から「総北は敵ではない、箱学を押さえたら勝てる」と答えられて流石と返す。
レースは個人選手として出場した巻島と合流した総北が、巻島の参戦でメンタルを回復した坂道のオーダーによる恋のヒメヒメぺったんこの合唱で追い抜き、それを吉本とともに追いあげるも、総北のさらなる加速で引き離され戦線離脱した。そして立ち止まった際は大量の汗をかきながら「ヒメ…」と呟く。
使用車両について
使用している車両は、原作は不明でアニメ版では白のCervélo(サーヴェロ、新開隼人の色違い)に乗っている。チームメンバー全員同じ車両である(吉本を除く)。
ドラマ版ではCIPOLLINI(チポッリーニ) BONDの白。井瀬・藤原も色違いの同車種に乗っている(井瀬は蛍光オレンジ、藤原は蛍光イエロー)。3台とも各色に黒のツートーンカラーとなっている。
余談
前述の坂道と田所が集団後方でウロウロしてると伝えるシーンで、ドラマ版(5話)では田浦にゴリラと言った鳴子が坂道らの状況と教えてくれたご褒美としてバナナを差し出すシーンが追加されている(しかし受け取らなかった)。