プロフィール
CV:増田俊樹
人物・概要
広島呉南工業高校3年生のスプリンター。待宮栄吉の1学年下で浦久保優策と同学年。口元にチョビ髭を生やしている。浦久保の唯一の理解者。
空気を読みながら間を縫って突き進む浦久保の「空気を割る鮫(エアチョップドシャーク)」に対して、空気を読まずに力技で直進することから「呉のブルドーザー」の異名を持ち、その姿は「人間重機」とも言われている。家が「(有)庭妻建設」という建設業を営んでいることから、実際の重機を操るのが密かに上手いことが公式ファンブックⅢに記述されている。
経歴・レース戦績
浦久保とは小学生の頃から同級生かつ近所に住んでいて、よく誘いをかけていた(浦久保はそのたびに断っていた)。自転車は中学の時に部活に入って始め、父親が漁師をやめて退屈そうにしていた浦久保を誘っている。それでも警戒心の強かった浦久保は他人にはその警戒心を丸出しにするも、彼にだけは打ち解けるようになった。この時に地元の有名な選手を「大物」と聞いて浦久保の表情が変わったことに気づく。
高校は呉南工業へ進学。そこに2年でエースを張る待宮を浦久保は「大物」として仕留めようと口にしており、以降度々待宮に対してラフプレーをする姿を見て不安視と警戒感を抱いていたが、2年生の春についに浦久保は待宮を崖下に落として大怪我を負わせてしまう。その行為に「大物を仕留めた」と喜ぶ浦久保の姿を見て平手打ちをして激怒するも、同級生や下級生からの不信感から孤立してしまった浦久保の味方に付いたため、インターハイ神奈川大会のメンバーから連帯責任で外された。
3年生になった翌年の栃木大会では改心した浦久保と共に晴れてメンバー入りを果たす。IHでは3日目に浦久保が仕掛けた手嶋純太への(互いの)センサーチップを賭けた「スプリントデスゲーム」で、センサーチップを盾に揺さぶりをかける浦久保へ勝負が終わったらチップを返すように促す。のちに手嶋の勝利でレースが決まった際には総北の一角を切り崩す「最後の手」として手嶋のチップを投げ捨てようとする浦久保の腕を掴み、その手からチップを取り上げて手嶋へ返す。そして敗北で項垂れる浦久保に代わり手嶋らに行き過ぎた行為を謝罪し「いい勝負をした」と礼を言う。更に手嶋と青八木一のチームワークを「息が合わないとできない芸当」と評した。レースは完走したかどうかは不明だが、IHの勝者が決まる際には東村尊大が二人を引く形で走る姿が描かれている。
IH後しばらくして、IHでは縁の深い京都伏見の主将に御堂筋翔が選ばれたことを、後から教室に訪れた里崎と塩野より先に次の主将となる東村に伝えている。
SPARE BIKEでは、静岡の大学へ進学した待宮が仲間を連れて帰省した「夏休み編」でわずかに登場、地元のライドイベントに部の3年メンバーと共にエイドステーション(補給所)のボランティアとして参加している姿が描かれており、手伝いに来た待宮と再会するために後からやってきた先輩の井尾谷諒がまさかの社長秘書をしていることに一同と共に驚きを見せ、二人目の「クレミナの奇跡」を見て頑張ろうと決意する。
アニメでは
アニメ5期「LIMIT BREAK」2話で登場。レース2日目に浦久保の落車に巻き込まれる形で浦久保共々リタイヤし、3日目は参加していないという内容に変更されている。合わせて原作では「優策」と呼んでいた浦久保を苗字で呼んでいる。
使用車両について
原作では不明だが、アニメでは白のCOLNAGO。ただしかなり大破した状態で浦久保の車両共々横倒しになった状態でしか登場していない。