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タキ(ニンジャスレイヤー)

たき

サイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』の登場人物。ニンジャスレイヤー(マスラダ・カイ)の協力者の一人。

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0003 【タキ】 ◆殺◆

非ニンジャ。本名不詳。電子紛争の地ネオサイタマにおいて、情報とピザを扱う店「ピザ・タキ」を営む。無数の国際闇勢力がしのぎを削るネオサイタマの情勢下で、かろうじてサヴァイヴしてきた。ハッカーとしての能力は二流。

人物

初出は第4部シーズン1第1話「トーメント・イーブン・アフター・デス」。

ネオサイタマはキタノ・スクエアビルに「ピザタキ」を構え、ピザと情報を売る情報屋。

仕事で下手を打ってヤクザに始末される寸前のところでニンジャを始末しに現れた当代のニンジャスレイヤーマスラダ・カイのおかげで命を救われるが、引き換えに彼が追うサツガイに繋がるニンジャの情報を探る事を半ば強制させられる事に。だがその「必要だから」「嫌々ながら」の関係は次第にかけがえのない相棒へと変化していく。

過去に姉貴分がハッキングにしくじり目の前でニューロンを焼かれて死ぬさまを見てから危ない橋を渡らないことを信条にしてきた小悪党。生への執着は凄まじく、そのためには手のひら返しも舌先三寸で相手を丸め込むこともすれば、プライドを投げ捨て媚びを売る事も厭わない。だがマスラダを見捨てることが出来る状況でもなんだかんだで助けに入るなど、行動の端々に人としての善性が擦り切れている訳ではない事を見ることが出来る。

容姿

ハーフ・ガイジン。青眼で、脂っぽい黒髪混じりの金髪を肩まで伸ばし、無精髭を生やしている。

カート・コベイン似のハンサムを自称するが、地の文では容赦なく薄汚いと断言されている。

幼少期はバイオイセエビの殻剥きで生計を立てていたため、指先が黒く染まっている。

装備

ブラックベルト

希少鉱石「エメツ」を材料にした合成麻薬。吸引し粘膜経由で摂取する事でUNIXデッキ(パソコン)無しでIRC空間(ネット)にダイヴ出来るが、最悪死ぬほど強力であるため余程の事がない限り使おうとはしない。

ピザタキ

タキのアジト。地上1階にあるピザ屋のトイレにある隠し扉から地下4階にあるハッカーとしての仕事場にアクセス出来る。ここで本人曰く「シケたハッキング」を繰り返しては小銭を稼いでいる。

ピザ屋はあくまで情報屋の既製品の冷凍ピザを加熱して出しているだけでその作業も大抵は客任せというセルフサービスにも程がある店だが、意外にもそれなりに固定客がついているらしい。コトブキはここでウェイトレスとして働いており、これまた意外だがしっかりと給料を支払っている。

ハッカー能力

ハッカーとしては二流であり、最高の力を出し切った時でもテンサイ級止まり。だがとあるファイアウォールだけは対処法をニューロンに焼き付けており、目を瞑っていても攻略できると豪語する。