概要
全長2m、体重1tほどの中型の鎧竜。
名前の由来は、「屋根の尾」から来ている。
実際には南アメリカから鎧竜の恐竜化石が直接産出した例はない。鎧竜の皮骨(装甲板)らしきものが見つかった事もあるが、それらは全て装甲のある竜脚類の物だった。但し、足跡化石は見つかっているので、何かがいた筈である。2019年にパタゴニアで皮骨の一部が発見され、その2年後の2021年では、正式にこの鎧竜の仲間が発見された。
鎧竜としてはストルティオサウルスと同程度の大きさであったが、小さいながらも、タフな恐竜だったのは確かである。鎧竜特有の鎧のような皮膚で身を守り、尾にはユニークな武器も備えていた。
その武器は科学者達でさえ見たことのないものだった。尾のいくつかの骨が融合し、平たくギザギザした団扇のようになっていたのである。