概要
ルクシオンの端末と同様に、球体に一つ目が付いた姿のロボット。輸送担当の軍用艦で新人類との戦争に直接参加していた軍属。
自分を発見したアルゼル共和国のレリアとセルジュをマスターに選んだが、イデアルは過去のマスターたちの約束を果たす為に、彼らを駒として誘導し暗躍。
結果、共和国没落という最悪の悲劇をもたらすことになる。
「嘘つき」呼ばわりされる事を異常に嫌う。
ちなみに、ルクシオンが独自の判断で新人類を滅ぼすつもりがあった事やイデアルの性格から、セルジュに発見されなくても行動を起こした可能性は高い。
本体
- 輸送艦イデアル
輸送艦。ルクシオンと同様に旧人類側のロストアイテムで、操艦には人員を必要としない。本来は輸送担当なので戦闘を行えるほどの武装は無かったが、リオン達の前に姿を見せた頃には大幅な改造を施して聖樹からのエネルギーで稼働し続ける防衛装置と化していた。
関連タグ
ネタバレ注意
実は聖樹を開発した若手女少尉の乗艦兼助手であり、名付け親の一人でもあった彼女の事を心底敬愛している。
先述の『嘘吐き』呼ばわりを極端に嫌うのも、マスターであった艦長の最期の命令で重傷を負った彼女を助けるよう指示されたにも拘らず、命を助けられなかった上に、彼女の気力を奮い立たせる為に『彼女の父はまだ奮闘している』と言う嘘を見破られ、彼女が最期に『嘘吐き』と言い残して死んだことがトラウマになっているから。
その後は幸運にも生き残った雑用係のエルフ女性と共に聖樹を植える研究と高性能の治療装置の開発を進め、老いたエルフ女性が最期に植樹したのが現在の聖樹である。
聖樹を利用している共和国は彼の目からは『最愛の人が遺し、親友が命を懸けて植えた聖樹を仇敵である新人類が好き放題利用している』としか映らず、憎悪するのも当然である。
最愛の人の為に戦い抜いた彼もルクシオンに劣らない忠義の騎士と言える。