本来の意味は
四等官の国司の中でも最も位が高い地位に相当する。
現代では〜
「海外(欧米)では~」という言い回しで、海外知識をひらけかしたり、偉そうに物事を語る人、何かにつけ日本を批判・揶揄する発言をする人。同じ意味のネットスラングで「海外厨」という語もある。
ヨーロッパと北アメリカ(そしてオーストラリアおよびニュージーランド)はしばしば「欧米」としてひとまとめにされるが、欧州と北米は地理的条件や歩んできた歴史が全く異なる上、同じ欧州でも国によって全く異なる文化や価値観を持つため、「欧米」の一言で統一された結論を導き出すことは困難であるが、しばしば都合よく一緒にされる。一方で英米系出羽守と大陸欧州系出羽守が自分達は出羽守ではなく海外通であるとしてお互いを出羽守と煽り合うこともある(英米系が右派・ネオリベラル、大陸欧州系が左派・リベラルであることが多い)。
近年は台頭著しい韓国・台湾・香港・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドといったアジア諸国を引き合いに出す出羽守もいる。また中国に乗っ取られると煽るタイプの出羽守と右翼の複合バージョンもいる。
その他では〜
- 薩摩守(さつまのかみ):無賃乗車を指す。平忠度⇒ただ乗りが由来。
- 肥後守(ひごのかみ):和式の小型ナイフの一種を指す。
- 尾張守(おわりのかみ):物事に対してすぐに悲観的になり「終わった」「おしまいだ」などと嘆く人を指す。
関連タグでは〜
冷笑系 意識高い系 逆張り...「出羽守」と、「出羽守」を非難する側の双方がこうした傾向を持っていることが多い。