本来の意味
株式投資の用語で、株価が下落した時を狙って買い、上昇した時に売るという手法。
ネットスラング
わざと一般論と真逆の主張をすることで、既存の日本語で言う「天邪鬼」「へそ曲がり」と同義。
世間の流行となっている文化・作品・論調・倫理観を否定し、あえて少数派な意見を唱える手法である。2ちゃんねる利用者を筆頭に、古くからネット住民の必須スキルみたいになっている。
狙いとしては、煽りや挑発、自分は他とは見方が違うアピール、知名度アップなどである。
ただし、客観的事実や論理的思考に基づかない逆張りは底が浅くなりがちで、論破されやすい諸刃の剣となる。
反抗期や中二病によるケースも多いが、いい年しても繰り返している場合、本物の精神疾患から来る挙動だったりすることも。
創作においては、典型的なキャラクター像やストーリー展開とは反対にする逆張りをすることも指す。そうすることで幾多の作品から埋没されるのを防ぐ狙いもある。
例えば鈍感で朴念仁にされがちなラブコメの主人公を即断即決型の性格や人の心の機微に聡くしたり、死亡フラグを立てておきながら生かしたり、男⇒女の異世界転生が流行っているのなら女⇒男の現世転生(逆異世界転生)の作品を作ってみたりという感じである。
関連項目
ゲインロス効果:逆張りする行動原理には、この心理学効果に感化されているケースも珍しくない(社会的に問題ある人物を聖人君子のように扱うなど)
判官贔屓:逆張りを行う人間の中には、「社会的弱者」や「敗北者」というだけで、その者の善悪を無視する形で同情・擁護しようとする傾向が強く、故にこの概念に囚われ易い。