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ネット右翼

ねっとうよく

一定の特徴を持った右翼的発言をインターネット上で行うユーザー、および彼らに直接あるいは間接的に影響を受けた人々の総称として作られた造語。
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概要

 この単語自体は2ちゃんねる成立直後には普通に使用されており、それ以前から既に使用されている形跡が存在し、ウヨ嫌韓といった言葉も使用されていると推測される。
 この言葉の略称として「ネトウヨ」「ネットウヨ」「熱湯浴( 誤変換より )」が挙げられる。特に「ネトウヨ」は語呂が良く変換しやすいため広く定着していった。

詳細

 元々この言葉はネットスラングであるがゆえに明確に定義されておらず、一部では否定的なレッテルとして用いられることもある故に、論者によっては意味・内容が異なる。
 実際の所「ネット版・街宣右翼( いわゆるニセ右翼 )」的な扱いであり「( 国士改め )酷士様」などとともに蔑称として使われる場合も多い。
 肯定的に捉える際にはしばしば「ネット保守」と言い換えられるが、この単語も批判的ニュアンスを込めて使われる。
 また彼らの思想に関しては「行き過ぎた国粋主義」、「外国、特に朝鮮等に対する差別感情」があげられる。
 また近年ではアニオタ等のサブカルオタクに対する差別、自分の気に入らない言動を行う者に対する言い掛かりレッテル貼りとして特にインターネット上のサヨク勢力などにより使われるケースもある( 『スタンド使いは引かれ合う』と言う事であろうか? )。
 本来の保守的な右翼思想の持主からは「右翼の器にあらず」として彼らの存在を嫌う者も多い。しかし、高須克弥( 外部リンク )瀬戸弘幸( 外部リンク )など「ネット右翼」を自称する者もいる。

歴史

 ネット上の嫌韓言説( これはほぼ「ネット右翼」と同じ意味として扱われる )は2002年日韓ワールドカップの開催を機に台頭したが、2005年ごろまでは彼らの活動はネット上にとどまっており、マスコミはあまり取り上げることはなかった。しかし2006年に「在日特権を許さない市民の会」が結成され、同会をはじめ「街に出たネット右翼」と称される草の根市民団体脅迫ヘイトスピーチなどの事件が報道されるようになると、この言葉が普通にネットの外でも使われるようになっていった。
 2010年代の実態としては「特定アジア」などネット周辺から生まれた用語が産経新聞など既存のメディアで使われるようになっており、ニダーなど2ちゃんねるから発生・一般化したネット文化も少なくなく、彼らがネット文化、さらには右派言論に与えた影響はいい悪いは別にして無視できない物も多い。

問題点

 ネット右翼と認定される、あるいは自称するものの中には「自らに都合の良い情報ソースなどを確認せず流布」「事実を捏造改竄歪曲しデマを流布」「特定アジアに対する人種差別等を煽る言動」「根拠なく団体を敵味方に分類」「敵対する人物や団体を誹謗中傷」「2ちゃんねるwikipediaなど電子掲示板wiki等のコミュニティ荒らし」などの問題行動を繰り返す場合がある。
 また、上記の行動をたしなめられると相手を「反日」「テロリスト」等のレッテル貼りを行ったり、「根拠の無い敵対陣営認定」( 例えば「工作員認定」「在日認定」など、ただし悪質なレッテル貼りに過ぎないことが多い )を行うなど、いわゆる的な行動が非常に目立っている。
 なお、一部では「上記の行動を行う悪質なネトウヨとされる人物の中には敵対勢力の工作員や団体が成りすましニセ右翼が混じっている」と主張する場合もあるが、これもまた「根拠の無い敵対陣営認定」に類する話である。

問題点の広域化

 実際のところこのような悪質ユーザーの存在はこの者達のみが抱える問題ではなく、ネット上、あるいは多くの人が集まるコミュニティにしばしば存在する状況であり、わかりやすい例としては、ゲハカップリング論争など、多くのジャンルにおいて問題化している信者アンチの騒動に巻き込まれるファンという構造と、本質的にはほぼ同じであり、もはや思想とは関係なくただ厨は厨としか言いようが無い。

注意点

 上述の通り、ネット右翼は伝統的な右派とは別の勢力とされていた。ところが上述の瀬戸弘幸などは街頭右翼としての活動履歴が存在し、また「企業ゴロ」「恐喝右翼」と言われるブラックジャーナリストの親玉であった可能性があり、旧来の右翼やニセ右翼が、ネット右翼と呼ばれる者たちを利用しようと彼らに接近し、扇動したことによって浸透した面も否定できない。
 またネット右翼が既存右翼あるいは保守を信奉する、ということも存在する。
 さらに、自由民主党がネット右翼を取り込もうとした試みと言われる「自民党ネットサポーターズクラブ( 外部リンク )( J-NSC、ネトサポ )」では、入会したネット右翼らしき者達の差別発言が酷すぎて、慌てて「自民党は差別を認めません」と宣言する一幕もあった。
 近年はかつて親韓的だった自民党にも、この影響によるものか近年の大韓民国の状況の変化、例えば知日派の減少などに伴ってかは不明であるが、嫌韓的な発言を繰り返す議員が増えており、2014年には自民党総裁の安倍晋三首相自身がFacebookでネット右翼系まとめブログ保守速報( 外部リンク )」を紹介する( のちに削除? )など、既存の右翼層とネット右翼の壁が薄れている可能性がある。
 さらに、近年はネット右翼に似た論調が産経新聞週刊文春フジテレビなどの保守系メディアでも普通に流布するようになってしまい、一部マスコミを通じてネット右翼的な言説が民衆に浸透しつつある。
 ただし、上記のメディア、あるいは他のマスコミがネット右翼的な論調一色になっている訳ではない。そもそもフジテレビは韓流捏造疑惑により、ネット右翼からは反日企業認定されており、基本的に既存マスコミ、特にテレビ局寄りであるといわれる。

関連項目

ネットスラング
ネトウヨ
対義語:ネット左翼

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