概要
政治的な保守思想を持ち、インターネット上や動画サイトなどでそうした意見を表明するインターネットユーザーのことを指す。
いわゆる『ネット右翼』を肯定的に言い換えたものである。「ネット右翼」が主に否定的な立場から用いられ、レッテルや侮蔑語としての意味合いもあるのに対して、「ネット保守」はより中立的な語として用いられることが多い。
この名称を広めた若手の保守系評論家の古谷経衡氏は、旧来の自民党の支持基盤を『旧保守』、『インターネット保守』を中心として発生した新しい保守層を『新保守』と呼称している。また古谷氏は、独自の推計によってネット保守/ネット右翼は日本全国に約250万人存在するとしている。
なお古谷氏は当初はネット保守を肯定的に論じており、その代表的論客の一人とみなされてきたが、その後ネット保守と一線を引くようになる。