概要
テンジクザメ目・テンジクザメ科・モンツキテンジクザメ属の魚の一種。
学名はHemiscyllium ocellatum、英名はEpaulette shark。
英名からエポレットシャーク、またはエポーレットシャークとも呼ばれる。
最大でも1m程度。名前の由来となった、左右体側に一対ずつある大きな黒斑が特徴。
分布
オーストラリア北部~ニューギニア島南部の海に生息。潮だまりやサンゴ礁のような浅瀬の岩場環境を好む。
生態
このような環境に適応し、「歩行」に似た行動を獲得しており、胸鰭と腹鰭を使って海底や陸上を這うことができる。
低酸素耐性が強く、極めて低い溶存酸素量にも耐えることが可能。このため潮溜りに取り残されてしまった際などには陸上の岩を歩いて海に戻ることができる。
とある実験では低酸素環境では3時間以上、ほぼ酸素が含まれていない環境においても1時間程度生存することができると分かっている。
食性は肉食。主にゴカイやカニを食べ、子供の時はゴカイを食べることが多く、大人になるにつれカニをメインに食べるようになる。
モンツキテンジクザメの仲間
- マモンツキテンジクザメ(メイン画像、エポレットシャークとも)
- モンツキテンジクザメ
- インドネシアモンツキテンジクザメ
- ズキンモンツキテンジクザメ