アルバトリオンとは『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
通称『煌黒龍(こうこくりゅう)』『アルバ』。
概要
『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で初登場。
MH3におけるオンラインのラスボスである。
MHP3ではある条件を満たすと戦える裏ボス。
MH3Gでは村最終クエとして登場する。
古龍種の一種で、漆黒の体を持ち、体表面がすべて逆鱗で覆われている。
なので決して初めて倒して逆鱗が沢山剥ぎ取れて自慢とかしないように。アルバトリオンの逆鱗の価値は鱗程度だと思ってよい。
頭には天を貫くような角、尻尾には鋭利な棘が付いていてかなり禍々しい。
体の形や行動は同属のクシャルダオラなどと類似しているが、その体長はクシャルダオラやテオ・テスカトルよりも大きく、普段は近接武器では脚や尻尾しか届かない。
この古龍の一番の特徴は属性攻撃の多さ。
地上にいる時は龍属性の突進や引っ掻きと、着弾すると広範囲を巻き込む火炎弾を主に使ってくる。
特に火炎弾はバックジャンプする際によく吐いてくるので命中率は高い。
逆に、飛行時は雷を纏って突進してきたり、氷ブレスや氷メテオを使ってくる。
このように、水属性以外のすべての属性を使ってくるので一つの属性耐性に重点を置いただけでは難しい。
しかも大きさの割にとても素早いのでかなり手強い。
頭の角の形状がスネ夫を彷彿とさせる事から、「骨川龍」「アルバスネオン」「ドススネ夫」などと呼ばれることがある。
弱点
MH3
幸いなことに、麻痺と睡眠に非常に弱い。
故に、アルバトリオン討伐をする際によく見られるハンターといえば、
・麻痺属性の武器持ち
・睡眠属性の武器持ち
・状態異常強化スキル持ち
・ボマースキル持ち
などである。
また、角を2段階破壊することで跳べなくなったり、フィールド両端の高台に突進させると角が刺さって隙が生じることから、角笛持ちやハンマーを使うハンターも決して少なくない。
中には5分以内に討伐する人達もいる。最速討伐はたったの45秒だとか…。
まあ「逆鱗」といえば竜の弱点なので、全身逆鱗というのはそういうことなのかもしれない。
また、古龍種にしては珍しく、尻尾の切断条件に体力は関係ない。
MHP3
麻痺耐性が上がり、前方のハンターに向かって角を振り上げてくるので、MH3の時のようにハメることが少々難しくなっている。また角を2段階破壊しても、帯電してから飛ぶまでの時間が長くなるだけになっている。
しかし全体的に肉質が軟らかくなり、行動の隙が増え飛行モードでも着地することが多くなったため、あまり気にすることではないだろう。
MH3G
MHP3での弱体化が激しかったのか、MH3Gではとんでもない強化を施されている。村上位クエなのに攻撃力と体力はG級に引けをとらないほど高くなっており、角を折ろうが折らまいが飛びまくる。あろうことか怒り時は閃光玉が効かない。つまり飛行時に閃光玉で叩き落すのが難しくなっている。代わりに神域には拘束用バリスタ弾があるのでそれを使って撃ち落せる。
ちなみにG級素材が存在するが、現状では入手不可能。ダウンロードクエストによって受注可能と思われる。
アルバトリオンの武器・防具
この古龍の素材を用いた武器は龍属性・高火力・高い切れ味を誇り、武器の中ではトップクラスに入る性能を誇る。
しかし多くの武器には「天をつらぬく角」が必要である。
この素材は、角を2段階破壊することで得られる報酬であるが、もともと角を破壊するのが難しいのに加えて、出現確率がMH3時代では約15%と低かった。物欲センサーに嵌められること間違いなし。
たとえ角を破壊したとしても大抵は「砕けた天角」であるため、「天をつらぬく角」1個入手するために、何回、いや何十回もアルバトリオンと戦うハンターは決して少なくない。
MH3GではG級素材に「天を統べる角」という物があるので今度はこの角のために何十回もアルバを狩りに行くハンターが出るだろう。
エスカドラ装備とも呼ばれる防具はアルバの持つ属性の不安定さを表しているのか、部位によって属性耐性がバラバラである。(共通して龍属性には弱いが)