ティッシュの花
てぃっしゅのはな
背景
女性器はその構造上、排尿時に尿が広範囲に付着し、これを適切に処理しなければパンツを残尿で汚す結果になり、感染症や悪臭などの衛生上の問題が生じる。しかし男性器と異なり突起状の構造を持たないため、振って残尿を落とすことができず、排尿後には何かで局部を拭いとってからパンツを履く必要がある。通常のトイレでの放尿であればトイレットペーパーが設置されているためこれで拭きとることができるが、野ションの場合はペーパーがないため、何らかの形で代用する必要が生じる。
特に野ションの場合は長時間の我慢の末の限界放尿となる傾向が顕著であり、平時よりも尿の勢いがよく、故に陰毛などに付着する飛沫の量が増大する傾向にあるため、拭かなかった場合にパンツに及ぶ被害の程度が通常の放尿より深刻になりがちである。
このため、多くの女性は花摘みを終えた事後、自前のポケットティッシュを用いて後始末を行う。
しかしながら、局部をぬぐったティッシュは衛生上極めて不潔であり、これを持ち帰って捨てることは大きな心理的抵抗を伴う。かくして、花を摘み終えた乙女は自らの秘部をぬぐったティッシュを現場に残して立ち去る結果となる。
こうして現場に残されたティッシュのことをいつしか人は「ティッシュの花」と呼ぶようになったらしい。
なぜ「花」に例えるのか
もともと、古今東西若い女性は花にたとえられることが多い。そのため、股間を拭くという女性特有の行動の結果生じたフェティシズムを感じさせるものもまた花にたとえられるのは自然である。
使用済みのティッシュはその性質上円形もしくはそれに近い形状に丸まる傾向があり、かつ本来は平面系の薄紙であるから、必然的に薔薇の花のような形状となる。
お花摘みの後に咲く花と考えれば、風流ですらある。
ティッシュの花の形態
女性によって水たまりの中に捨てる人と、水たまりから少し離れて捨てる人がいる。
水たまりの中のティッシュの花
直ちに地面に広がったおしっこの湖から尿を吸い上げ、黄色く染まる。
地面のおしっこが乾いた後もしばらくは水けを帯びて湿気ているが、やがて乾いていく。
乾いたのちの色合いはもとになったおしっこの色合いに強く依存するため、一般に昼間ほど白色に、夏場ほど黄褐色に近くなる。
「流せるティッシュ」など材質が水解紙の場合は繊維が崩れ、早急に風化を始める。
直後に清掃ボランティアなどの第三者が処分する場合処分に手間がかかるものの、自然に放置すれば土にかえるのは早い。
水たまりの外のティッシュの花
マニア的にはこちらのほうがフェティシズムを刺激すると考えられる。
というのも、ぬぐった女性器の形そのままに尿を吸って湿気るほか、抜けた陰毛などもそれが使われた当時の状態そのままに保存されるためである。
全体に尿を吸うわけではないので色は乳白色のままだが、局部に触れた部分はその形に黄色く色づく。黄色の色合いは元の尿の色合いに強く依存し、特に落とし主の女性がビタミン剤などを飲んでいると鮮やかな色を呈する。
生理中の女性の場合は経血が付着していることもあり、またおりものが一緒に拭いとられていることもある。また、外ションの場合犯人の性的興奮によって分泌された愛液が付着している場合もある。
フェティシズムとティッシュの花
前述のように放尿後に紙を使用するのは女性特有の行為であるため、野外で見つけた尿の水たまりの中、もしくはその周辺にティッシュの花がある場合、それはその主が女性であることを強く示唆するものである。このことが放尿マニアがティッシュの花をこよなく愛する理由であり、pixiv上でも多くの野ションを描いた絵において事後のシーンとして描かれる所以である。
注意
しかしながら、ティッシュの花があるからと言ってその水たまりが必ずしも女性である根拠とはならない。まず、当該水たまりとティッシュが時間差を置いてたまたま同一の箇所に形成された可能性が存在する。例えば、たまたま誰かが鼻をかんだティッシュが捨ててある場所に、野郎が「ここならゴミとか捨ててあるすけ、ションベンこいてもええんだべwww」などと思って立小便しただけの可能性がある。また、逆に誰かの立小便あとを誰かが女性のもののように愉快犯敵に偽装するためにティッシュを置いた可能性さえある。
このほか、宗教上女性同様の後始末をすることが義務付けられているムスリムや、前立腺肥大症などで振ることで雫を切るのが難しい男性などが立小便をした場合にもティッシュの花は咲きうる。
したがって、確実に区別するためにはその他の状況と合わせて判断しなければならない。女性のしゃがみ小便の場合、尿跡はラッパ状に広がり、また特に我慢しているときは勢いがいいため地面が楕円形にえぐれるなどの特徴があるが、出方には個人差があることに加え、サニスタンドのように中腰で用を足すなどした場合は水たまりの形状は男性のものとほとんど区別できない。また特に水たまりの外にあるティッシュの場合は拭いとった尿の形状が女性器のものなのかを判断する方法もあるが、同様に個人差が激しいため判断には正確性を欠き、事後的に主の性別を判定することは不可能と考えたほうが良い。
ティッシュの花が咲かない場合
逆に、女性であるからといって必ずしも現場にティッシュの花を残してくるとは限らないことにも注意が必要である。
ティッシュの花が残されるためには、以下の3つの条件をすべて満足する必要があり、このうちの一つでも欠けた場合はティッシュの花は開花条件を満たさなくなる。
①野ションの主が女性であること
②後始末にティッシュを用いること
③そのティッシュを現場に遺棄すること
①の条件が満たされない場合は上述のとおりであるので、ここでは以下二項について考察する。
まず、③の条件は女性が野ションを前提に行動していた場合はビニール袋などの然るべき物品を持ち運んでいた場合には、「使用済みティッシュを回収する」という形で不成立となる可能性が高い。野ション頻度の高い山ガールや野ションを趣味とする外ション少女の場合、この傾向は一層顕著である。するほうとて、自身の股間をぬぐったティッシュが現場に残されていくことは、誰かがその場で用を足したことを強く示唆するものであるため、極めて不本意であるのだ。衛生上持ち運ぶのが嫌なので回収しないだけであり、衛生的に回収できる状況にあるのであれば回収するのが乙女心である。また、生理前の女性の場合生理グッズを入れた袋などで回収することも可能である。また、女性の配偶者などの付添人や跡をつけてこっそりのぞいていた心無い輩によって回収されている場合もある。
次に②だが、これはそもそも後始末にティッシュを用いていない場合に発生しうる
例えば、上のリンクの例のように葉っぱや沢の水などの紙以外のもので後始末をしていた場合、ティッシュは残されないが、実はそれ以上に多い例がある。
それはそもそも後始末をしていない例があるということだ。
用足しの際に大事なところが全部丸見えになる女性にとっては、野ションは見られたくないものの頂点に極めて近いところに位置し、故に可能な限り時間短縮を図る。
そのためパンツが汚れるのを承知で出し終わったあと一切拭くことなく、もしくは軽く何度かお尻を振って臀部に伝った水滴を振り落とす程度でそのままパンツを履き、足早にその場を立ち去る例がかなりあるのだ。
前述のとおり野ションの場合は下腹部の汚れ方が激しくなる傾向にあるが、野ションをせざるを得ないほどの切迫した状況では失禁さえ覚悟しなければならないほどの窮地に陥っていることが多く、漏らすことに比べれば多少パンツが汚れることぐらい妥協しなければならないと考える女性は多い。そもそも、すでにちびっている場合さえあり、その場合パンツは拭かなかった時の比ではないぐらい濡れているため、今更拭くことは全くの無意味である。また、野ションを行うのは幼い女児の割合が高く、彼女らは陰毛が生えていないため残尿が毛に付着することがなく、お尻を振るだけでかなりの汚れ軽減効果が期待できる。さすがにワレメの中に付着した尿までは取れないため、たとえお尻を振ってもパンツにシミができるのを防止するのは不可能だが、振ることがほぼ無意味な成人女性に比べれば拭く必然性は薄い。
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