肩書
シノンノ開拓民、20歳、女性、宿星:太白
概要
舞台版演者:長谷川かすみ
シノンの開拓民の一人。一人称は「あたし」。
サラ・カーソンの姉で、ユリアン・ノール、トーマス・ベントとは幼馴染。
健康的な美人で村の人気者だが、村の腕相撲大会で優勝するほど男勝りで腕っ節が強い。
ユリアンには好意を持たれておりエレンもそれに気づいているが「恋人とかそういうのにはなれないと思う」ときっぱりと断っている。理由に関しては「子供の頃から知り過ぎている」ことを挙げている。
主人公として選んでも、仲間として勧誘しても、特に固有のイベントは存在しないため自由気ままな冒険を楽しめる。
能力
腕力の値が高く、上述のキャラ紹介もあるために怪力女子を想像してしまうのだが、これは宿星と得意武器が「太白・斧」という、最も腕力が高くなる組み合わせであるから。
実際の素質としては、むしろ腕力は低い。体力はそれに輪をかけて低く、宿星と得意武器の選択によっては7という驚異の虚弱体質になることも。
初期ステータスで見ると魅力が飛び抜けて高く、次いで素早さ、器用さとが高い。魔力はそこそこ。
実はどちらかと言うと腕力戦士よりも小剣や弓、術を用いる方が向いていたりする。
攻略本などでは「得意武器:斧」と書かれており、初期装備も手斧だが、実際の閃き適性は体術であり、龍神烈火拳・タイガーブレイクなどのような大技も全て自力で閃ける。これを知っている人はたいてい体術で育成する。
『ロマンシングサガ リ・ユニバース』においてもその辺りを暗に触れられており、それに反発するかのように彼女のスタイル名やテキストには「やっぱり斧が好き」「斧は体の一部」などと書かれている。なおゲームシステム上、リ・ユニバースでは斧以外の武器は一切装備できず、技も斧技しか閃かない。
一方、設定上得意なはずの斧技は最終技「デッドリースピン」の適性が無いなど微妙に閃きが少ないため、『練磨の書』ではハリード共々「器用さが低いため閃きが悪い」と再三に渡ってこきおろされている(実際は閃きに器用さは関係ないので、完全な濡れ衣である)。
一応、実質最強の斧技ヨーヨーは自力で閃けるし、成長補正は斧・体術の両方とも高く、ロマサガ3の仕様上閃き適性の無い技でも閃くことは可能なので、斧でも育てていけるレベルである。
仲間として
仲間にするときはランスの聖王家の辺りにおり、話しかけるだけで良い。彼女が関するイベントも無いため、気軽に仲間にできる。
この場合の彼女は斧(体術)を得意とした怪力女子として加入する。
余談
ミニゲームの「トレード」中に登場する物件「カーソン農場」は、エレン・カーソンとサラ・カーソンの名前が示す通り、彼女ら姉妹の実家である。
ネタバレのために詳細は伏すが、ラストバトル前のセリフは本作でも屈指の名台詞・感動ポイント。
エンペラーズサガ
【決戦! 戦慄の浮遊城!!】で人力風起こしを漕いで皇帝一行を城まで運ぶ役を担う。
なぜこの役が回ってきたかについてだが、ロマンシングサガ2において
力自慢の皇帝のみが人力風起こしを使って浮遊城へと飛行する事が可能だったため
腕っ節の強い彼女に白羽の矢が立ったものと思われる。
【灼熱! 大密林の火術要塞!!】ではゆきだるまを救うために皇帝に同行。
その後、戦士カードとして登場。機動。
補足
タグとしてはこちらは少なく「エレン」のほうが多いが、他作品のキャラと紛れるために「エレン ロマサガ」のような検索が必要であり、その場合はフルネームでもヒットする。
関連イラスト
関連タグ
ユリアン・ノール トーマス・ベント サラ・カーソン ロマサガ3
ネタバレ
「サラは私の妹、ただそれだけの普通の子よ!」
「サラ、帰ろう」
実は姉妹の間に血の繋がりはない。
サラの正体は今の時代における宿命の子であり真の宿星は『死星』である。
このためエレンは、立場的には聖王の姉に近いと言える。
ラストバトル直前の台詞はエレンが主人公か否かで変化する。
エンディングではすっかり元気になったサラと共に、皆に会いに行くべくシノン村を旅立つ姿が描かれている。さしも死の宿命も『姉妹』の絆を引き裂くことはできなかった。