阿波根うみこ
あはごんうみこ
「新人の教育はしっかりしてください」
プロフィール
人物像
ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に勤務するプログラマー。
キャラ班の滝本ひふみの入社よりも後に、他社からの転職で入社している。ディレクターの葉月しずくからの評価も高く、原作漫画3巻(アニメ第2期第1話)ではプログラムチーフに昇進した。
アニメでは葉月が1期1話から登場し大幅に出番が増えるのに合わせて原作より早い段階で登場しているが、主人公の涼風青葉と初めて会話したのは重要NPCのソフィアの3Dモデルが出来上がった後で原作と同じである。
同僚のことは「涼風さん」「桜さん」のように苗字で呼ぶが、自身は沖縄県民特有の苗字で呼ばれることを嫌っており、青葉をはじめ、同僚や上司である葉月にさえ「うみこ」と呼ぶように求めている。八神コウからは「見た目と合っている」という理由で「アハゴン」と呼ばれるのでその度にエアガンで彼女を撃つ。なお、コウと遠山りんのことだけは例外的に「コウさん」「りんさん」と呼ぶ。
容姿
主要人物の中では長身な方で、褐色肌の美人。
性格
優しくて大らかな人物が多い社内において常に厳しい顔つきをしている数少ない堅物キャラ。完璧主義者でどんな些細なミスでも、たとえそれが新人の青葉が犯したものであっても厳しい言葉で容赦なく𠮟責し、修正を求める。だがその後「言いすぎた」と反省する傾向にある。
規律を重んじ、アルバイト初日から遅刻した桜ねねを
「クビにしてもらいましょうか」
と口にしたり、社内がダラダラした雰囲気になっているときはそれを引き締める役割を担っている。
肝も座っていて、プログラムチーフへの昇格を内示された際も涼しい顔で
「まぁ妥当なんじゃないでしょうか」
と口にした。
一方で、社内で不自然な言動を繰り返すねねをスパイと疑ったり、「そんなわけない」と呆れるコウに、
「自分も最初スパイとして入社した」
と冗談を言ったり、高級栄養ドリンクをねねに買ってこられた時に
「これじゃないと効かないんですよ。…ってそんなわけないでしょう!」
とノリツッコミするなどユーモラスな対応をする一面も。
また、常にエアガンを所持(身体検査で肌着1枚の時にすらどこかに隠し持っていた)し場合によってはそれで人を撃ったり、会って間もない青葉が引くレベルでサバゲーやFPSに勧誘したり、「銃弾の空薬莢」というわかる人以外にはまったくありがたくなさそうなものをプレゼントするなど他人とのコミュニケーションには若干問題がありそうな行動も見られる。
葉月にはミーティングをすっぽかされる、思い付きで悪びれもせず仕様変更を告げられその結果自らを含めプログラマー全員が泊まり込みをさせられるなど散々振り回されていることからキツい態度で接している。プログラムチーフ昇格を彼女から打診された際は条件として「仕様変更したらデコピン」と宣言し認めさせた上で受諾した。安易な仕様変更に釘を差し部下に無闇に負担がかからないようにするための手段だったが、葉月からはデコピンを我慢すれば仕様変更OKと解釈され効果は薄かった模様。
桜ねねとの関係
劇中1年目の夏以降、アルバイトとしてやってきたねねには度々離席する、自分のPCのコンセントを抜かれてデータを消されるなど、散々手を焼かされる。その一方、バグのみならず旧作を熟知しているからこそ出来る細かい指摘を行う彼女の仕事ぶりには目をかけており、契約期間終了後も個人的に交流を持つようになる 。
プログラムに興味を持ち始めた彼女が独学で制作したゲームを添削する傍ら、その成長速度とやる気に感化され彼女の入社を社長に直接掛け合うようになり、劇中2年目の展開へと繋がっていく。
ねねがイーグルジャンプに再就職を果たして以降もプライベートでの付き合いは続いており、休日にねねの個人的な買い物に付き合ったり、喫茶店で会ったりもしている。
ねね共々風属性・土属性でせんしとして実装されているが、それぞれの属性で師匠と弟子のレアリティが異なる(風属性だと☆5がうみこ、☆4(配布)がねね。土属性だと☆5(期間限定)がねね、☆4がうみこ)あたり、お互いの師弟関係の強さが窺える。