概要
2012年4月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載開始。作者はりゅうせんひろつぐ。
後にGCノベルズから書籍化。イラストは藤ちょこが担当。既刊14巻(2020年11月現在)。
ライドコミックスから漫画版を出版。作画はすえみつぢっかが担当。既刊7巻(2020年10月現在)。
オンラインゲームの世界という異世界に転移してしまった主人公が、美少女の姿となって異世界のどこかにいるかつての仲間達を探しに行くファンタジー作品。
通称は「わし、かわいい」を略した『わしかわ』。
別作者のなろう作品と紛らわしいのが原因だろうが、作品タイトルの略称ではなく作中の台詞を元にした通称は珍しい。
ストーリー
VRMMO『アーク・アース オンライン』で、九賢者の一人という渋い召喚術士「ダンブルフ」としてロールプレイしていた咲森鑑(さきもりかがみ)は、プレイ中の寝落ちを境にゲームが現実となった世界へと飛ばされてしまう。しかも、老練な渋い賢者の姿ではなく可憐な少女の姿となって……
困ったダンブルフは止む無くミラというダンブルフの弟子と名乗り、同じ九賢者で友であるソロモンの元を訪れ、彼の頼みで他の九賢者達を探す旅に出る。
登場人物
CVはドラマCD版 / アニメ版。また、1人の場合はドラマCD版。
九賢者
ミラ / ダンブルフ・ガンダドア(CV:丹下桜〈ミラ〉 / 大森日雅〈ミラ〉、ささきいさお〈ダンブルフ〉)
VRMMO『アーク・アース オンライン』のプレイヤー。
召喚術士のエルダーとして君臨し、アルカイト王国の建国にも関わった九賢者の一人。二つ名は「軍勢のダンブルフ」。
本来は渋い老人であるのだが、上記の事情により少女の姿となってしまっている。しかし、老賢者時代の口癖が抜けず、年老いた風の喋りになってしまう(当作の通称はここからきている)。召喚術士であるが、仙術を用いた肉弾戦も行える。
九賢者の一人で魔術士のエルダー。二つ名は「天災のルミナリア」。真紅の髪と瞳を持つ妙齢の美女。
VRMMOのプレイヤーで、ミラよりも20年前、ソロモンの10年後にゲームの世界に転移。男を惹きつける魅力的な外見をしているが、実は中の人は男。その為普段は見た目通りの淑やかな話をするが、友人の前では男口調になる。遊び心で美少女のアバターを作ってしまいその結果として少女の姿となってしまったダンブルフとは違い、ルミナリアは根っからの女好きであり積極的に女体姿を楽しんでいる。
九賢者の一人で死霊術士のエルダー。二つ名は「巨壁のソウルハウル」。
九賢者の一人で陰陽術士のエルダー。二つ名は「七星のカグラ」。
九賢者の一人で聖術士のエルダー。二つ名は「相克のアルテシア」。
九賢者の一人で降魔術士のエルダー。二つ名は「奇縁のラストラーダ」。
九賢者の一人で仙術士のエルダー。二つ名は「掌握のメイリン」。
九賢者の一人で無形術士のエルダー。二つ名は「超常のフローネ」。
九賢者の一人で退魔術士のエルダー。二つ名は「影絵のヴァレンティン」。
アルカイト王国
アルカイト王国の王で、元々はミラと同じくVRMMOのプレイヤー。ミラとは対照的に少年の姿をしている。
ダンブルフとはオープンβ版時代からの友人。術士の立場が不遇であった時代、ダンブルフを自国に誘い、彼と共に王国と術士の発展の礎を築いた。
最近現れたミラとは違い、ログアウト出来なくなってからの30年間、国王として忙しい日々を送ってきた。ミラが"戻った"ことで多少肩の荷が下りたようで、彼女のサポートをする傍ら度々仕事を依頼している。
ミラの補佐官を務める妖精族の少女。
ダンブルフが行方不明となった30年間、たった一人で主の留守を守り続けてきた。 ダンブルフのことを誰よりも想っており、ダンブルフの弟子を名乗るミラから主の健在を聞かされた時には思わず涙した。
そんな姿を見てミラも正体を隠していることに対する罪悪感が芽生え、ダンブルフ本人であることを明かした。その後も主への想いは変わらず、 彼女の帰還に感涙し、今まで離れ離れだった分の時間を取り戻すかのように積極的にミラとの距離を縮めようとしている。
ソロモンの補佐官でエルフの男性。古代知識と精霊知識に長けている。
アルカイト王国の王城に勤める侍女の一人で、ミラが王城に訪れた際のメイン担当。
タバサ(CV:金田アキ)
ルミナリアの補佐官の女性。ダンブルフの大ファンで、彼の弟子を自称するミラに積極的に彼の話を聞こうとしている。後にミラからダンブルフ本人であることを明かされ、ショックのあまり一時茫然自失となった。
召喚術の塔のエルダー代行。光精霊とエルフのハーフの青年。
ダンブルフのかつての従者で、実際に師弟ではないもののダンブルフにとっては弟子のような存在だった。
ダンブルフの弟子を名乗るミラに興味を持ち、彼女と召喚術の話題やダンブルフとの思い出話に花を咲かせた。
しかし後にミラからダンブルフ本人であることを聞かされ、彼の帰還に心から感激するも、ミラとの会話の中でダンブルフの愚痴を言ってしまったことで内心冷や汗をかいていた。
アルカイト王国戦車団副団長。ミラとは初対面時にソロモンの王宮までの案内役を務めて以降、ミラの運転手役として何かと縁がある。礼儀正しく気さくな性格で、ミラの信頼も得ている。が、重度の装甲車マニアで、彼のお気に入りである「アーマードジープ」を運転する時はつい夢中になってしまうことがある。
アルカイト王国近衛騎士団の団長。生真面目な性格で、まだ若い少女でありながら国王であるソロモンとの謁見に何の礼も弁えずに接するミラに対し憤り、以降も尊大な態度を取るミラに不信感を抱き続けたが、後にミラの賢者(の弟子)としての実力を目の当たりにし、認識を改めるようになった。
アルカイト王国の術士。ミラに突っかかるレイナードをとりなすなど人当たりの良い性格をしている。
ある一件がきっかけでミラとソロモンの関係を誤解している。
アマラッテ(CV:なし / 佐倉綾音)
エメラ(CV:なし / 夏吉ゆうこ)
アスバル(CV:なし / 安元洋貴)
フリッカ(CV:なし / 櫻弥恵)
ゼファード(CV:なし / 斉藤隼一)
タクト(CV:なし / 井澤佳の実)
ケット・シー(CV:井澤詩織)
ウネコ(CV:上坂すみれ)
皇竜アイゼンファルド(CV:井上和彦)
アニメ
2020年5月にテレビアニメ化決定のアナウンスがなされた。
その後2021年3月には年内にも放送したいという意向を示したものの、同年8月25日、2022年1月からの放送になった事が明らかにされている。
スタッフ
原作 | りゅうせんひろつぐ |
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キャラクター原案 | 藤ちょこ |
監督 | 元永慶太郎 |
シリーズ構成 | 鴻野貴光 |
キャラクターデザイン | 堀井久美 |
音楽 | 坂部剛 |
音響監督 | えびなやすのり |
アニメーション制作 | studio A-CAT |
製作 | わしかわいい製作委員会 |
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