概要
正式なタイトルは
「異世界メイドがやってきた〜異邦人だった頃のメイドが現代の我が家でエッチなメイドさんに〜」
作者は「立石立飲」氏。
一二三書房オルギスノベルより書籍版1巻が2021年12月22日発売。挿絵は「わかるティッシュ」氏(pixivでの名義は「kanabunわかるティッシュ」)。
ヒロインとのイチャラブ(もちろんR-18)要素を多分に含んでいるので注意。また、サブヒロインとのハーレム展開もちょっとだけある。
主人公が異世界に召喚されて勇者になるいわゆる異世界転移ものだが、物語は2章構成となっており、異世界での冒険を描いた第1章と、使命を果たしヒロインのメイドと共に現代日本に戻った後の日常と合間に起こるトラブルを描いた第2章に分かれている。
タイトル通り第1章は序章的扱いで第2章が本編のため、第1章連載時点では半ばタイトル詐欺となってしまい、作者自身も気にしていた。
書籍版1巻も第1章の途中までの掲載のため同様にタイトル詐欺状態となっており(やっぱり作者は気にしている)、その代わりなのか、書下ろしのプロローグで日本に戻って間もない主人公とヒロインの日常の一幕(もちろんエロあり)を描き、そこから過去を回想するという形で本編が始まる。
主な登場人物(若干のネタバレあり)
- ナカヤマタカヒロ(メインイラスト右)
異世界「ワーゲン」に勇者召喚された大学生。
しかし、召喚時の特典でもらったスキルが『スティール』という第三者から物やスキルを盗むものだったため、王から浅ましいスキルと卑下され、無一文のまま街に放り出されてしまう。
しばらくはスティールで日銭やスキルを手に入れていたが、それだけではやっていけず、冒険者奴隷としてレンを購入。こういった経緯のため当初は若干ヤサグレていたが、彼女に鍛えられながら冒険者として頭角を現していく。
自分を更生させてくれたレンのことを真剣に愛しており、エルザとミオが奴隷になる時には断ろうとした(レンたちに「かえって失礼だ」とたしなめられて最終的には受け入れた)。
現代日本では学生をしながら人気同人サークル「激辛たんたんめん」の絵師もしている。
2年間のワーゲンでの冒険の末、紆余曲折ありレンと共に2年前の召喚直後の日本に戻ることができ、彼女と共に生活することになる。
- レン(メインイラスト左)
タカヒロに奴隷として買われたメイド。
種族は鬼族(オーガ)だが、ワーゲンの鬼族は小さな角があるぐらいで人間と見た目は変わらない。お酒好きだが悪酔いしやすい。
優秀な戦士でもあったが、出会った当初は左目と左手を焼失するほどの火傷を負っており、価格が安かったので駆け出しのタカヒロでも購入できた。タカヒロが勇者と知ると彼を鍛え上げ、一人前の冒険者に仕立て上げた。
タカヒロとは冒険中のある一件が切っ掛けで性的な関係を持つようになるが、体のことがコンプレックスになっており、彼への想いになかなか向き合えなかった。後に魔王軍幹部の『エリクシルドラゴン』の持っていた秘薬エリクサーで火傷や欠損は治療され、メインイラストのような巨乳美少女となったことでそれも解消される。
真面目で意識高い系なのだが、火傷が治ったこともあり(性的な意味も含めて)色々と積極的になった。
- エルザ
おでこがチャームポイントの小柄な金髪美少女。
魔導協会所属の魔導士で『紅蓮』の二つ名を持つ。
人間の貴族出身だが、実はサキュバスの先祖返りで、触れた相手を無意識にエナジードレインしてしまうという欠点を持つ(スティールでドレインの大勢を持つタカヒロは問題ない)。
タカヒロへの隷属契約を報酬として家族の仇でもあるエリクシルドラゴン討伐を依頼する。
マイペースなミオの手綱を引く常識人枠。
- ミオ
『白銀』の二つ名を持つ凄腕モンク。
エルザと同様の経緯でタカヒロと隷属契約を結ぶ。
一見するとダークエルフだが、正確にはエルフとダークエルフのハーフ。
やたら間延びする口調で話すマイペースな性格。
外部リンク
ノクターンノベルズ内原作ページ(リンク先18禁のため、注意!)