概要
平沢進がリーダーを務めていたテクノバンドP-MODELの凍結後、ソロとして1作目となるシングルである。
2ndアルバム「サイエンスの幽霊」の1曲目に収録。
あとはこのPVから全てを感じてください、理解できたあなたは22世紀も無事に乗り越えられるでしょう。
アレンジ・ライブバージョン
- 世界タービン2
収録作品:SOLAR RAY
『Hirasawa Energy Works』により制作されたアルバム『SOLAR RAY』に収録。
「もしもヒラサワソロ曲をP-MODEL風にアレンジしたら」をコンセプトにしているため、原曲と比較すると電子音マシマシである。
- タービンツアーver.
収録作品:error+DVD
1990年7月11日に渋谷公会堂で開催された『世界タービンツアー』の模様を収録したバージョン。
バンド演奏なので原曲と比較するとテンポが微妙に遅い。
なお、このライブにはサポートメンバーとして元P-MODELの秋山勝彦とことぶき光が参加している。
- 予鳥~世界タービン
収録作品:会然TREK 2k20▼02メモリアルカード
2020年のライブ『会然TREK 2k20』大阪公演及びNHKホール公演で演奏されたバージョン。
『LIVE SOLAR RAY』以来約19年ぶりのライブ演奏である。
YouTubeのチャット欄やtwitterの実況では「令和になってもタービンが回るから大丈夫」と、馬骨以外が見ると「なにいってんだこいつら」としか表現しようのないコメントが飛び交った。
余談
- 平沢は『Another Day』(アルバム『ONE PATTERN』収録)のPVが気に入らず、AMIGA(80年代後半に存在したマイナーなパソコン)を導入してCGを自作するようになった。その結果がこれだよ!!!
- この曲と同じアルバムに収録されている『QUIT』、『夢みる機械』、アルバム『時空の水』収録の『ハルディン・ホテル』は平沢曰くマッドサイエンティストをモチーフにしているとのこと。
備考
- PVがあるP-MODEL楽曲
曲名 | 楽曲収録アルバム | 備考 |
---|---|---|
いまわし電話 | POTPOURRI | 平沢と菊池と田中と田井中ががライブハウスみたいなところで曲を演奏している、PV作成を担当したのは平沢の兄 |
HEAVEN | PERSPECTIVE | ふるっへっへっへっへと同じ場所で撮影されている、PV作成を担当したのは平沢の兄、のちに解凍時代にアレンジされる |
のこりぎりぎり | PERSPECTIVE | 鳥が飛ぶ中で歌うケイオスPV、一部しかない、PV作成を担当したのは同様平沢の兄 |
ATOM SIBERIA | ANOTHER GAME | のこりぎりぎり同様一部しかない、PV作成を担当したのは同様平沢の兄、HEAVEN同様解凍時代にアレンジされた |
フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ | ANOTHER GAME | 曲がカオス、PV作成を担当したのは同じく平沢の兄 |
Another Day | ONE PATTERN | 走り回る平沢、防波堤で遠近法、のちに還弦される |
2D OR NOT 2D | P-MODEL | 作詞作曲はことぶき |
GRID | P-MODEL | その角度はどういうことなの・・・? |
夢見る力に | 舟 | 作詞作曲は小西、閲覧注意(ポケモンショック的な意味で) |
http | ROCKET SHOOT/舟+3 | 当時のP−MODELのURLとロゴが曲に合わせて表示されるPV |
ASHURA CLOCK(Discommunicator) | 電子悲劇/~ENOLA | 作曲は福間、のちに還弦される |
論理空軍 | 音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE | ユンカースでレコード会社爆撃 |
『フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ』『2D OR NOT 2D』『GRID』のPVはDVD『BITMAP』に、『論理空軍』はDVD『音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE』にそれぞれ収録されている。
- PVがある平沢進ソロ楽曲
曲名 | 楽曲収録アルバム | 備考 |
---|---|---|
世界タービン | サイエンスの幽霊 | この項目 |
LOVE SONG | AURORA | 平沢PVの最終兵器 |
Siren-セイレーン- | SIREN | 囚われの平沢、酔うカメラワーク |
TOWN-0 PHASE-5 | 救済の技法 | インヤーロボ |
BERSERK-Forces- | 剣風伝奇ベルセルク オリジナルサウンドトラック/救済の技法(HQCD版) | TVバージョンのみ、平沢6人目のゴッドハンド説 |
賢者のプロペラ-1 | 賢者のプロペラ | 回転する平沢、「頭痛が緩和する曲」として突如有名になる |
ロタティオン(LOTUS-2) | 賢者のプロペラ/千年女優オリジナルサウンドトラック | ショートバージョンのみ、総書記系男子 |
RIDE THE BLUE LIMBO | BLUE LIMBO | 梵クラフト、リカンベント沢 |
白虎野の娘 | パプリカ オリジナルサウンドトラック | ショートバージョンのみ、幽体離脱する平沢、そしてインタラへ続く |
TIMELINEの終わり | BEACON | 平沢PVとしては約16年、フルサイズPVとしては約19年ぶりの作品。「一般向け」「ヒラサワ史上最もまともなPV」呼ばわりされる |
『ロタティオン』のPVは『千年女優オリジナルサウンドトラック』に、『白虎屋の娘』のPVは『パプリカオリジナルサウンドトラック』にそれぞれ収録されており、『TIMELINEの終わり』PVは平沢の公式YouTubeで公開されている。