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興和の編集履歴

2022-02-06 23:36:12 バージョン

興和

こうわ

日本の商社。一般には製薬メーカーとして認知されている。

概要

繊維製品の販売、医薬品・大衆薬や放送機器(放送用時刻スーパー発生機、CM・番組バンク、自動番組送出装置他)、バードウォッチング向け望遠鏡『プロミナー』などの製造・販売を行っている。実質的にはコングロマリット(複合企業)と言える。


胃腸薬『キャベジンコーワ』、ビタミン剤『キューピーコーワ』、鎮痛消炎剤『バンテリンコーワ』、かゆみ止め『ウナコーワ』などの知名度があまりに高いため、広告では医薬事業部がある東京日本橋を住所としているが、実際の本社は名古屋・栄にある。また、三次元マスクや白元から事業継承した使い捨てカイロの「ホッカイロ」なども知られる。


また、ハウス食品と並び、深夜にスポットCMが盛んに打ち込まれ、山寺宏一によるナレーションでも知られるところである。


医薬品・大衆薬のプロモーションで使われるカエルマスコットで有名。名前は「ケロちゃん」だが、なぜか「ケロヨン」だとか他の名称と混同されている。


詳細

1894年、繊維問屋の「服部兼三郎商店」として設立。1919年に紡績業に進出。日中戦争後の製販分離政策により紡績部門を「興和紡績」(現・興和紡)として分離し商社として再発足した。

敗戦後、旧日本軍の技術者を招いて医薬品と光学機器に進出。さらに放送機器や照明機器にも進出した。


21世紀に入ってからは、医薬品事業や名古屋の地場産業界で精力的なM&Aを展開している。前者では大日本製薬の大衆薬事業譲受(その後整理され、現在は栄養剤『ピタックス』とた抗アレルギー薬『タウロミン』、咳止めの『マピロン』が残る)、イスラエルのジェネリック医薬品メーカー・テバとの提携(2011年に解消。合弁会社「興和テバ」は翌年に同じ名古屋本拠の大洋薬品工業と合併し「テバ製薬」となる)、後者では名古屋の二大名門ホテルである「名古屋観光ホテル」「ウェスティンナゴヤキャッスル」の買収、老舗百貨店「丸栄」の買収などが挙げられる。


医院や薬局、ドラッグストア、個人経営の薬店などで見られるマスコットのカエルは、1949年5月、抗アレルギー(蕁麻疹など)薬『レスタミンコーワ』の新聞広告のキャラクターとして誕生した。1958年にケース据え置き型の小型人形、1958年に店頭展示型の大型人形(通称・店頭カエル)が登場している。

1977年にリニューアルし「ケロちゃん(♀)・コロちゃん(♂)」のコンビが誕生、現在に至っている。


外部リンク

公式サイト

コーワのケロコロランド - 公式サイト内のカエルマスコットコーナー

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