無敵の龍(ラストオリジン)
むてきのりゅう
概要
韓国発祥のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
メインストーリーの第7章をクリアすると合流する。
三安産業のラビアタ・プロトタイプ、PECSのレモネードアルファと並び、のちに「3大バイオロイド」と呼ばれる1人で、特に三安のラビアタに対抗する為、ブラックリバーが総力を結集してキラータイトルとして生み出した、ホライゾンの指揮官型バイオロイド。
肉体面・身体能力では三安の技術には敵わない為、軍事企業としての強み………戦争経験で得た膨大なデータに基づいて、あらゆる戦略、戦術、指揮能力を詰め込まれ誕生した。
製造された理由や経緯が「ラビアタを超える為」だけ故に、現在でいうところの「限定商品」のように「2体以上作る事はブラックリバーや龍の価値を落としてしまう」と考えられ、結局ラビアタ同様1体しか製造されなかった。
アーミナ・ジョーンズ(人類最後の指導者で、物語に大きく関わっている女性)は人類を復活させたときの切り札として龍を温存していた。そのため、ホライゾンを含む封印された三艦隊、120隻の軍艦と34,000のバイオロイドを指揮出来るという。(まだ目覚めていない艦隊もいるとの事)。
これだけの能力を持った彼女ですら「恨まれないようにするのが精一杯」「アーミナ以外の人間に感謝されたことはなかった」と言う辺り、当時のバイオロイドの立場を物語っている。
龍も人間達にはあまりいい感情は持っていなかったようだが、司令官(主人公)については「貴官は今までの人間とは違うようだな」と初対面で好印象を持った模様。大艦隊を率いている事と豊富な軍事知識から主人公も龍に参謀になってくれるように頼み、龍も「小官で良ければ喜んで」と即座に応じている。
また、龍本人は主人公やラビアタ率いるレジスタンスのメンバーとして「皆とは公平に付き合っていきたい」と思っているが、元・ブラックリバー傘下だった軍用バイオロイドは、個体にもよるが大半は龍と直接会った場合、大きく硬直する。
尚、2022年現在イラストの検索はハングル語の무적의용の方がヒットする。
容姿
指揮官型バイオロイドだけあり、白い軍服に身を包んでいる碧眼のクールビューティー。
美しく長い黒髪は「東洋人の遺伝子によるもの」だそうである。
一昔前の軍人特有の喋り方は「あえて意識して」作られたもので、製造時に組み込まれた言語モジュールからインプットされたもの。
尚、課金スキン『セーラー龍』で着ているセーラー服はホライゾンの副官であるAG-2Cセイレーンのもの。体格がまるで違うので、はちきれんばかりにムチムチである。
主人公にせがまれて無理して着たものの、「恥ずかしすぎて死んだ方がマシかも」との事。
そう言いながら、意外と満更でもないご様子である。
余談だが2021年までは、pixivにアップされている龍のイラストの約半分はセーラー龍という状態だった。
性格
見ての通りの女軍人というか、一見お堅い性格。自身の自己評価もあまり高くないようで、主人公との初対面の際「無敵」の二つ名について「小官には過ぎたる二つ名だ」と答えている。
もっともイベント『儚き記憶は友と共に』(2021.9.1-2021.10.13)に登場した際は、イベントの初っ端で「司令官のご褒美」について言及するなど、早くも堅物キャラが崩れかけている。
公式サイトでのDiyap氏の漫画ではC-33アンドバリを見て「私ソックリではないか!自分でも知らなかった娘がいた!」と抱き着き、アンドバリが困惑するという結構天然な場面も。
また、裸に毛皮のコートのみというとんでもない格好になっており(この裸コートもスキンで販売されている)、作中でも「裸の変質者がうろついている」などと噂になっていたが、龍当人は「私は武人だ」の一言で恥ずかしがる様子もなく、不屈のマリー共々イベントストーリーを盛り上げていた。
主人公にはストレスで露出趣味に走ったと思われていた。またなぜ部下のセーラー服は恥ずかしがるのかは謎である。
性能
3大バイオロイドの名は伊達ではなく、ラビアタ、ブラックリリス、エタニティ同様桁外れの性能をもつ、公式チートキャラ。
支援機でありながら火力は圧倒的で、通常時はそこそこといったところだが、一度待機すれば指揮している全艦隊の砲撃で、敵全体にとんでもない砲弾の嵐を降らせることが可能。
ほぼ全ての戦いにおいて、レギュラーとして採用していいレベル。ただでさえ高レベルの防御貫通も備えているのに、クリティカル時は鉄虫のバリア・防御アップ効果を解除、おまけに保護効果を無視するため、だいたいの鉄虫は保護機諸共消し飛ぶ。
また、本来は支援機なのでバッファーとしても優秀で、ラビアタやLRLと一緒になっても真価を発揮する。
龍の欠点は二つ名の通り「無敵」だが、「万能ではない」事。
偵察効果を受けている時ダメージ量がアップ・自身にもバフがかかる都合上、小型偵察ドローンか運命の水晶玉が半固定装備となる。
さらに編成では、砲撃モードに切り替える際待機せねばならないため、オートでパッシブスキルの艦隊砲撃を使わせる場合は、一度待機してAPを溜めさせるため、贖罪のマリアを一緒の部隊に編制するのが必須となる。(龍マリアと言われるコンビがこれである)
また、ラビアタのように「1体しか製造されなかった」という設定はゲームにも反映され、ストーリーでもイベントでもドロップはせず、製造も出来ない。フルリンクには特殊代替コアが必須。
とはいえ強い事は確かなので、7章をクリアし手に入れる事が出来た場合、是非とも育成をお勧めしたいキャラ。
育成だがクリティカル時に追加効果が発生する物があるので、必ずバフや装備などの補正込みで100%以上にしておきたい。あとは必要な命中を確保した上で、残りを攻撃に振るという一般的なアタッカーのステ振りでOKである。