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フクイヴェナトル

ふくいゔぇなとる

白亜紀前期の福井県に棲息した小型獣脚類で、日本で7番目に記載された恐竜である。フクイベナートルとも。

データ

学名は「常識を超えた福井の狩人」を意味するフクイヴェナトル・パラドクスス。化石は全身の7割が発見されており、恐竜全体としてはカムイサウルスむかわ竜)には敗れたものの、現在のところ日本産の獣脚類としては最も骨格の揃った恐竜である。

全長245cm、体重は25㎏ほどの小型恐竜で、発見当初はマニラプトル類に分類されたが、歯はへら状のものや鋸歯のないものなど、植物食もしくは雑食の特徴を備えていたため、ドロマエオサウルス科ではないと判明した。

2022年の研究で、原始的なテリジノサウルス類に分類され、ファルカリウスより肉食性の特徴を備えていた。