私が正しいとは、絶対に言わない
概要
シナリオ | 正田崇 |
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原画 | Gユウスケ |
『神座万象シリーズ』第5作。
神座のシステムがまだ無い時代。不死の呪いに冒された世界で後に神座世界の元凶となった六人の若者達の戦いを描くSF戦記。
神座シリーズの全ての始まりとなった零の時代(第零神座)の物語。
前作と同様に元々は『Dies irae PANTHEON』の1エピソードとして収録される予定だったとのこと(神座万象ラジオ「義者通信」#9より)。
現在、クリエイター支援プラットフォームEntyおよびFantiaにて製作・公開中。
毎週金曜19時頃に本編と設定集を交互に更新している。
序章のみ無料で公開されている(Fantia版・Enty版)。
あらすじ
その宇宙には死が存在しなかった。
老いはあり、病もあり、負傷も常識の範囲でしか治らない。
だが死なない。
生きている。
本来なら希望に繋がるはずの状態が、おぞましい呪いと化した世の中で不死者たちは争い続ける。
なんのために?
ある者は真の不死を手に入れるため。
またある者は正しく死ねるようになるため。
そしてある者は、どうしてこんな世界になったのかを解き明かすため。
目的は様々だが、そうした感情に依ることでしか生を定義できなかった。
生きるとは、想うこと。
ゆえに彼らは祈り続ける。願いそのものよりも、願うという行為自体に価値があると信じたのだ。
すべては人の心が織りなす物語。
だからこそ不完全で儚くて、尊く、そして美しい。
この道がたとえどんな結末に至ろうと——
心だけは失わないと我らは誓った。
(公式サイトより引用)
登場人物
CV:小松未可子
主人公。『不死の呪いを征服して、完全な不死を目指す勢力』の艦隊アーディティヤを率いる少将。優秀な軍人ではあるが、それ故に困難な戦場へと投入されるためその軍歴はほぼ負け戦。影では疫病神扱いされる毀誉褒貶の激しい人物。
- ヴァルナ
CV:前田剛
巨銃を持つ破天荒な青年。ミトラの副官で、彼女とは恋人のような関係であった。
後の全ての時代に現れた観測者と呼ばれる者達のオリジナル。
- アリヤ
サイボーグの女性。ヴァルナと同じくミトラの副官だが、ミトラとヴァルナに振り回されていた苦労人。
国粋主義者で『不死の呪いを征服して、完全な不死を目指す勢力』の典型的な人物。
- サヴィトリ
『普通の人間として生きて、死にたい勢力』の艦隊司令。ミトラ達にとっては何度も激突する相手。直接的戦闘ではなく、指揮官として対決する。
- シャクラ
巨漢の男、この時代の個人としては最強の戦闘力を持つ宇宙海賊。思想としては『死が存在しない世界で、命を奪いたい、殺したい』というサヴィトリが属する国家に近しいもの。最悪の犯罪者とされるが、サヴィトリは彼を雇っている。
- ヴィヴァス
宗教国家の教皇の孫娘。前述の二つの勢力とは違い、『不死の理由を求める勢力』。
かなりの知的好奇心が旺盛で悪戯好きな人物で、不死の真実を解き明かしたいと思っている。
用語
- アムリタ
この時代を地獄へと貶めた呪いの名にして、これに呪われた不死者達の総称。
後の時代には不死身じみた再生能力や理を有する者が生まれてはいるが、これらとは決定的に異なり、これは呪いでしかない。なぜならば、この呪いは斬られても、燃やされても、老いても、粉微塵になっても死なないだけで、特殊な再生能力など皆無であり苦痛が永遠に残り続ける。死という終わりの安息すら取り上げられている。
本編時点ではこの呪いに溢れてから、何千年も経過しておりもはや人類は死というものがなんなのかわからなくなっている。
関連動画
アナウンスティザー
ストーリー紹介ティザー
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シリーズの時系列
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