概要
旧支配者の一柱。『時空そのもの』ともされる存在。
「門にして鍵」「全にして一、一にして全なる者」「原初の言葉の外的表れ」「外なる知性」「混沌の媒介」などの異名を持つ。
クトゥルフ神話における最高神『アザトース』の産物『無名の霧』から生まれた神性。
シュブ=ニグラスの夫、ハスター、ヴルトゥームの親とも言われている。また、クトゥルフを始めとする地球生息の旧支配者は概ね『これ』の子孫であるようだ。
人間との間に子を作ったという物語も存在するが、いずれも奇形となっている。
虹色に輝く球体の塊の姿をしており、現在では『全てに繋がり、どこにも繋がっていない場所』に追放されているという。
いかなる時間・空間にも自らを接続できる存在であり、時空を超えた知識を欲する人間が『これ』を求めることも多い。
ただし、『これ』の力で時空を通過するには『銀の鍵』なる道具が必要とされている。