CV:置鮎龍太郎
概要
今作におけるオリジナル敵勢力「クエスターズ」の首魁である男性。
黒い仮面とマントを身に着けているが、これは「個体」ではなく「集合知」である証明として本名と顔を捨て去ったためであり、幹部である「師父」達も同じ仮面とマントを身に着けている。
行動隊長カールレウム・ヴァウルや「師父」からは「先生」と呼ばれており、その呼び名通り、教師が生徒に勉強を教えるような口調で話す。普段はサブ・スペースと呼ばれる異空間にある「真理の間」におり、自分たちクエスターズの実験対象となった文明に審判を下すべく、最高幹部である師父達と討議を行い真理を探求する役目を持つ。
これまでに29の文明と接触しており、地球は30番目に接触した文明となる。過去に神文明エーオスの襲撃に会った際にこれを打ち倒したが、エーオスを倒した自分たちがエーオスに変わってほかの文明を管理し、宇宙に平和をもたらすべきと増長し、接触した文明に「真理の探究」「審判」と称し、その文明を抹殺する「抹消」、あるいはその文明に指導者である「王」を置いて支配下に置く「矯正」という行為を繰り返してきた。
地球においてはミツバ・グレイヴァレーを実験サンプルとし、カールレウムに地球の様々な思考実験にちなんだ問いかけを行わせ、「師父」と討議した結果、地球圏に争いが絶えないことを根拠に地球人類を害悪な存在と一方的に断定。「抹消」もしくは「矯正」を行わんとする。
余談
CVの置鮎氏はスパロボオリジナルキャラをこれで14人演じることとなった。
以下、ネタバレ
実はクエスターズの構成員は、彼の遺伝子から作り出されたクローンであり、「師父」含めその仮面の下はカールレウムと同じ顔をしている。
元はどこかの惑星の戦士であり、多くの同胞がいたがエーオスを倒して以降は同胞たちと共にクエスターズを組織したものの同胞たちを真理の探究に適さないとして次々と粛清し、気づけば彼一人となった。しかしそれで反省するかと思いきや「自分の意思こそが絶対的な真理」と思い上がり、かつての同胞たちの代わりとしてクローンを製造。組織を一新した。
クエスターという名称も「真理の探究者そのもの」「クエスターズのすべて」という意味合いを込めて自称している。
とどのつまり、クエスターズという組織は「たった一人の思い上がった男だけに都合のいい独裁組織、意思決定機関」である。
クエスターは自らの行動を「宇宙を未来に導く責務」と称しているが、その真意は自身の脅威となり得る可能性を持った文明、特にMAGINEと呼ばれる存在を有する文明を服従させるまたは排除することが目的であり、かつてのエーオスと同じく自分たちの都合で侵略や破壊活動を繰り返す危険な集団に他ならない。
また、並行世界の観測もでき、DLC組がこの世界に呼び込まれた理由(ただしクエスターの口からは語られない)や、ハイパーワールドや光の国の存在、原作における悲劇的な結末なども知っている。
関連タグ
御使い:第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇の敵勢力で、Zシリーズの黒幕。その行動理念や思想はクエスターとほぼ同じ。