概要
伯爵家であるモリアーティ家次男。24歳。身長6フィート0インチ(182.88cm)
21歳で大学の教授になり(専門・数学)その他に私立相談役として市民の悩みごとを解決する傍ら、その裏では悪に罰を与える「犯罪相談役(クライム・コンサルタント)」として仲間たちを率いて暗躍している。
人物
流れる様な金髪と緋色の切れ長の瞳が特徴的な好青年。兄弟三人揃って貴族の婦人達から持て囃されている。
元々は孤児でありながらも字の読み書きができ、博識で、天才的頭脳と犯罪構築における天賦の才能を持つ。その頃から腐り切った英国社会に憤りを感じ、国そのものの変革を志していた。
それに共感したアルバートに拾われ、弟のルイスと共にモリアーティ家の養子になると、三人で手始めにアルバートの両親とその実弟「ウィリアム(CV:村中知)」を火事に見せかけて殺害し、彼に成り済ました経緯を持つ(成り済ます前の本名は不明)。
戦闘・暗殺も得意であり、単独で警備を掻い潜って標的を抹殺する事も可能。
頭が良すぎる事の反動として、脳を休ませる為にふと居眠りしては中々起きなくなってしまう事もある(日常場面の一度でしか出ていないが三好先生のツイートでは……)。
性格
物腰は丁寧で穏やかでいて冷静ではあるが、原作漫画の第一話ではシャーロックに激昂していたシーンがある。これが何を暗示しているかは原作14巻にて明らかになる。それ以外でも怒る時はあったが目が据わっているくらいの静かなもの(但し迫力は相当なものでこれを見た生徒は戦慄した)。
しかし、田舎の青果店の婦人に嫌味を言われてショックを受けたり、”貴族”という身分だけで陰口を叩かれた時態々会話に割り込んで穏やかながらも「あれ等と一緒にするな(意訳)」という反論もしている辺り、やや感情的な部分はある模様。顔の良さを指摘されるとはにかんだり貴族の婦人に遠回しにアプローチされて困惑する一面も。
ある作戦で悪徳貴族を嵌める為に民間人(アニメでは罪状が幾つもある犯罪者という設定が追加されている)の死を利用したりと、目的の為には手段を選ばないが、決して冷血漢ではなく、困っている人を見捨てない性分も持ち合わせている。犯罪相談の依頼も悪人に苦しめられた人からのものが殆どであるが、依頼無しで自主的に彼等を処罰する事もある。
余談
構成の人作画のオマケ漫画では弟の作った見た目が凄いパイを気に入っていた(その所為で気を良くした弟は何日も作り、モランはげんなりしていた)。どっちかと言うとボケキャラの傾向がある。
単行本7巻収録の番外編『221年B組ウィリアム先生』では本編と同じく先生役を務めている。性格などにも大きな変化は無いが、モラン(※生徒役)のタバコを窘めている一方でアルバート(※生徒役)のワインは「貴族だからね」と許容していた。打倒階級制度はどうした。
タバコを吸うシーンもあるが、本来はあまり好きではないとの事(肺が汚れるから)。しかしポイ捨てはしない喫煙者としてのマナーの良さも見せている。
関連イラスト
関連タグ
シャーロック・ホームズ:好敵手
モリアーティ教授:元ネタ