玉木美孝
たまきよしたか
概要
絵を描く仕事に就きたいと考えていたが、父親からは反対されていた。
しかし、密かに技術を磨き続け、大学在籍中にエニックス(現スクウェア・エニックス)が開催したゲームデザインコンテストで準入賞してゲーム業界入りし、グラフィッカーとしてキャラクターデザインやドット絵打ちを開始した。
なお中学の同級生には氏が絵のライバルだとしていた、のちに漫画家になった浅田弘幸がおり、浅田の紹介によりゲーム業界の仕事と並行して漫画家小谷憲一のアシスタントも行っていた。
18~19歳頃、フリーのデザイナーとしてSEGAメガドライブ用3Dロールプレイング『シャイニング&ザ・ダクネス』から始まるシャイニングシリーズのメインデザイナーとしてグラフィックを担当。
氏のデザインした古代文明の機械兵やスチームパンクな兵器群、各種獣人や亜人種など、典型的なファンタジーからはみ出しているキャラクターが登場する独特の作風が人気を博するようになった。
同一世界が舞台の『ランドストーカー』や派生作の『レディストーカー』、開発チームやメインキャラクターデザイナーが変わった新シリーズにおいても、モンスターデザインや美術デザインを担当している。
徳間書店から発行されていたゲーム雑誌『メガドライブFAN』では、漫画家としてシャイニング&ザ・ダクネス外伝「ドゥーム・ブレイド」を連載していたが単行本化はされていない。
シャイニングシリーズ以外には、やのまんの発売したSRPG『フェーダ』シリーズのデザインも担当している。なお今作にも魅力的な獣人や虫人などのキャラクターが多数登場している。
1999年5月には、有限会社サラマンダー・ファクトリーを設立して取締役専務兼デザイナーとなり、2006年には有限会社スワロウテイルズのデザイナーとなっている。