禍津御建鳴神命
まがつみたけなるかみのみこと
※雷電将軍の伝説任務・第二幕のネタバレを含みます、ご注意ください!
概要
ver2.5「薄櫻が綻ぶ時」の予告PVにて情報解禁。
伝説任務「天下人の章・第二幕」のボスとして実装された。
その姿から雷電将軍との関わりが深そうだが……?
「永劫に帰せ!」
「"永遠"の執行者」として、雷神雷電影によって影武者として作り出された「雷電将軍」。
真の意味での"永遠"を追求すべく、必ず移り変わる"心"を排し、"規則と不変"を絶対として世の変化を許さない存在になろうと決めた当時の影は、かねてより己自身さえ心変わりを起こした時には「永遠の敵」とみなすように将軍の人格を作った。
これは「そうなった」ときの姿にして、意識空間故に実現した言わば決戦仕様。
なお、常時この姿と言うわけではなく、基本はお馴染みの雷電将軍として戦い、後述のとある条件を満たすと第二形態として変化する。
攻略指南
まず戦闘が始まると、前述の通り雷電将軍の姿で対峙。タルタリヤや淑女のようなバリアを交えながら、瞬間移動でこちらの攻撃をいなしつつ高速・強力な攻撃を繰り出してくる。
この時、将軍の悪縁ゲージ(フライムや獣域ウルブズにもあるようなアレ)が蓄積していき、これがMAXになると禍津御建鳴神命の姿に変化(悪曜影向天魔状態とも言う)。ゲージ(こちらはヒルチャール王者やファデュイ先遣隊が強化状態になると出てくるタイプ)が尽きるまでの間猛攻撃を繰り出すと同時にこちらの元素エネルギーを根こそぎ奪い、元素爆発の運用を困難にする。
モーションとしては、魔神任務での戦いでも見られたエリア外周→中央への落雷(被弾時の拘束効果はなし)、同時五発・拡散していく縦斬り、事前にエリアが表示されてからの渾身の上段斬り、三本の杭から同時に衝撃波を放つ、エネルギーをチャージし強烈な範囲攻撃、そして必殺の「虚空からの一閃」。
魔神任務時と異なり雷元素は通用する。というか、最後の「チャージからの範囲攻撃」「虚空からの一閃」を凌ぐためにはフィールドに出現するオブジェクトを破壊しバリアを展開する必要があるのだが、特に後者は雷元素攻撃でなければ破壊に時間を要するため、オブジェクトを利用したバリア以外では基本回避手段のない、正真正銘の即死攻撃(あの鍾離のシールドさえ全くの無意味)であるため、雷元素使いの編成が強く推奨される。(一応バリアギミックについては他元素でもゴリ押しでオブジェクト破壊が可能。ただし手数を要するため、よほど拘りが無ければ例えLV1でも雷元素キャラを入れてオブジェクト破壊に専念させた方が得策。雷元素攻撃であれば一発で破壊可能。)
モナのスキル長押しといった、一部キャラが実現する長めの無敵時間を使えばギリギリ避けられるが、タイミングは相当シビアな為、正直おすすめは出来ない。
完凸の胡桃を使うと、タイミングなどは必要ないが代わりに多額の金が必要となる。
幸いゲージは相手の攻撃行動の度に大きく削れる他、ゲージが削れきった後大きな隙が生じるだけでなく、こちらの全キャラクターの元素エネルギーをフルチャージしてくれるので、その隙を逃さず全力で攻撃を叩き込もう。
総じて「規則こそが全て」と言う雷電将軍らしい戦闘構成で、無策やゴリ押しで挑めば高レベルチームでも苦戦必至の超絶火力を持つ一方、これまでのウィークリーボス以上にほぼ全ての動きに明確な見切り方や対策が存在し、この対策の徹底と攻撃と防御にメリハリを付けたターンファイトを意識すれば攻略は途端に楽になる。
苦戦する場合は一度、戦闘の「流れ」と「動き」を冷静に観察してみよう。
オススメ編成は、上記の理由から雷元素持ちは一人は入れたい。弱点である炎や氷元素のアタッカーもいれば勝率は高くなる。「虚空からの一閃」こそ防げないものの、苛烈な攻撃を耐えるためにシールド使いも欲しいところ。
なお、伝説任務ではお試しの雷電将軍単騎固定ではあるが、モチーフ武器を始めとする至れり尽くせりステータスに加えて元素エネルギーの無限回復&無限ガッツ付きであり、週ボスとして対峙する際より難易度が大きく下がっている(というか、死なない仕様になるので絶対勝てる)。
余談
- その人形としての要素も表れた姿と、多彩かつ高火力な事から、プレイヤーの一部では「モビルアーマー」「将軍ロボ」とも呼ばれている。
- 形態変化に合わせてBGMが入れ替わるギミックがあり、通常時は稲妻の戦闘音楽に準じた和楽器+管弦楽がメインだが、第二形態時はエレキギターが唸りを上げる。ある意味「雷電将軍の本気」らしい変化は必聴。
関連タグ
「伝説任務・天下人の章」第二幕にて(ネタバレ注意)
Ver2.5のPVで登場した時点では、あたかも心変わりをし出した影を排除するために暴走したかのように描かれていたが、実際の伝説任務・第二幕で描かれたのは、影が民の思いや眞の意志を理解し方針を変えることを決意した時に、その意志が本物かどうか(「摩耗」の末に血迷ったものではないか)を確かめるために、「これまでの雷電影のすべてを背負うもの」「越えるべき最後の壁」として立ちはだかる雷電将軍の姿だった。
「あなたは私の敵になるというのですか?」
「私はあなたの過去であり、永久不変の基礎であり、『永遠』の守護者。」
「ならば私は、臣民に夢を与えし___『雷電影』。」
前述の通り「雷電将軍」自身も決して定められた規則に盲目的に動いているわけではなく、彼女なりの自我や信念のもとで影と相対している。影もそんな彼女の「永遠の守護者」としての有り様に敬意を払い、圧倒的不利な状況下でも、稲妻を前進させるという確固たる意思と共に一度も膝を折る事なく戦い抜いてみせた。
時間の概念が外とは違う意識空間の中で、彼女たちの体感時間で数百年にわたる数多の戦いの末、旅人が現れ立会人となった時、決着の時を予感した雷電将軍は全力を賭した姿となり、未来を目指す影との戦いに臨んだ。
旅人の前で繰り広げられた一騎打ちを制したのは影だった。彼女の想いを「摩耗」ではない真実の物であると感じ取った雷電将軍は負けを認めた。
そして、影は鎖国令を廃止。彼女自身と稲妻の止まっていた時間は遂に流れ出す……。