概要
ヴェンデルとアリンガムによって家族を殺された過去を持つ模写魔法の使い手の少女。
しかし何らかの理由でラウルに変身して奴隷売買に協力していた(但し、協力しているのは表向きであり、裏では密かに魔族の奴隷達を逃がしていた)。
アリンガムによる奴隷達に対する非道な仕打ちを目の当たりにして嘔吐した際、本物のラウルが目の前に現れ、同じ復讐者同士として手を差し伸べられる。
大魔導師ヴェンデルに対抗する為の手段として、ラウルの体の中に自身の精神を取り入れられる。
当初は殺人に躊躇いを見せていた彼女だが、ラウルに背中を押されて奴隷達をいたぶっていた守衛達を殺していく中で次第に心が鈍り、解放された奴隷達からの感謝の言葉に快感を得る事で復讐に喜びを見出すようになる。
ラウルが作り出した魔空間闘技場では、ラウルに憑依した状態で父・チャールズの事についてアリンガムに訊ねたところ「死んだ奴の事なんてどうでもいい」と言われ、完全に怒りに目覚める。
その直後、奴隷魔族達を扇動し、アリンガムの服を脱がせて剣山のデッキブラシで痛めつけさせ、急所を踏み潰す。こうして、亡き父の仇を討ち、現在はラウルと精神を交代し体の中で彼のヴェンデルへの復讐劇を見物中。だが、ヴェンデルの死亡回数が300回近くになり始めた頃、あまりのラウルの強さとチートぶりそして、ヴェンデルが手も足も出ない姿を見て、「私…この男に勝てるの…?」と動揺し始める。