概要
ある集団に属する一人が問題を起こした場合に、その集団の全員にその責任を負わせること。
自分だけの問題ではなくなる事によって、問題を起こさないようにする意識が強まるという点と、問題が起きると他人事では済まされなくなるため、お互いに足りない所を補い合う連帯感が強まるという点では有益。
ただ、集団意識に過度に拘束されることによって、相互を監視し合うような関係が生まれる可能性があるという欠点もある。
また、組織の隠蔽体質をもたらしやすい。内部の人間がいざ不祥事を働いた場合、明るみに出れば何も手を染めていない成員まで不利益を被るため、不正を告発するよりも隠蔽したほうが得策と考えがちになるのだから当然であろう。