概要
FGM-148 Javelin(ジャベリン)とは、アメリカ合衆国で開発された対戦車ミサイルである。
歩兵携行型でありながら低空のヘリコプターすら撃墜する能力を持つため、正確には多目的誘導兵器に分類される。
「M47 Dragon」の後続として開発され、実戦ではイラク戦争で初使用された。
赤外線シーカーと内蔵コンピュータによって発射前に目標を補足。
この時、戦車の弱点である車両上部を狙うトップアタックモードと、目標に直撃させるダイレクトアタックモードを事前に選択可能。
発射時のバックブラストは抑えられ、発射後はミサイルそのものが自律誘導兵器となるため、室内からでも発射可能。
有効射程は2,500mとされている。
サーマルサイトやコンピュータ等の内蔵されたCLUとミサイルの収められたキャニスタであるLTAの二つに分かれており、LTAとバッテリーを交換する事でCLUは再利用可能。
また、LTAを取り付けずとも使用できることから、CLUをサーマルサイトとして使用可能で、LTAが持ち出せなくともCLUとバッテリーのみで監視に使用している事も。
ちなみにイラク戦争においてアメリカ陸軍は何でもかんでもジャベリンで吹き飛ばすという使い方をし過ぎて財務省に怒られてしまい、可能な限りLAWやSMAWを使用するように方針を変更している。一方ウクライナでは供与を受けたジャベリンを撃ちまくっており、アメリカでもこの量を撃てていないのでは、と言われるほどの数を短期間に撃っている。
聖ジャベリン
カナダ人のクリスチャン・ボリス氏がウクライナを支援するためにデザインしたキャラクター。グッズの売り上げはウクライナの戦災孤児への支援に寄付される。